『ロスがないラインケーブルは?vol.13』の続きです。
今日は番外編、電源ケーブル編その1です。
変えるとおとが良くなるといわれている電源ケーブル。
電源ケーブルには規格上の電流制限があります。
例えば、VCTFという種類の電源ケーブルがあります。
断面が円になっていてオーディオ用としてよく使用されるケーブルです。
規格上の制限は次のようになります。
0.75スケアは7アンペア以下、1.25スケアは12アンペア以下、2スケアは17アンペア以下、
3.5スケアは23アンペア以下、5.5スケア35アンペア以下です。
これは火災を防止するために温度を60℃以下に抑えるための規格です。
これはケーブルの長さにはには関係なく、電流値によって決定されるものです。
音質やロスを考える場合は、電流値に加えて長さも考慮しなければなりません。
仮に3mのケーブルで10アンペアのパワーアンプを使用してロスを0.5V以下にしたい場合は
抵抗値=電圧/電流=0.5/10=0.05オーム以下である必要があります。
3mのケーブルを使用しているということは往路と復路で6mになりますので
1mあたりの抵抗値は 0.05/6=0.00833オーム以下である必要があります。
1mあたりの電線の抵抗値は以下のとおりです。
0.75スケアは0.028オーム、1.25スケアは0.0168オーム、2スケアは0.00942オーム、
3.5スケアは0.0053オーム、5.5スケア0.0034オームです。
つまり3.5スケアのケーブルを使用しなければいけないということになります。
安全性だけを考えれば1.25スケアのケーブルで良いのですが、
ロスや音質を考えると3.5スケアのケーブルが必要ということです。
別の条件で計算してみましょう。
75cmのケーブルで12アンペアのパワーアンプを使用してロスを0.5V以下にしたい場合です。
抵抗値=電圧/電流=0.5/12=0.042オーム以下である必要があります。
75cmのケーブルを使用しているということは往路と復路で1.5mになりますので
1mあたりの抵抗値は 0.042/1.5=0.028オーム以下である必要があります。
音質やロスを考えた計算から導き出された答えは0.75スケアのケーブルでOK!!となってしまいますが、
12アンペア流れていますのでこの場合は安全規格上1.25スケアのケーブルを使用しなければなりません。
このように『安全性』と『ロスや音質』は別々に考えなくてはならないファクターなのです。
次回に続きます。
10月9日のレコードコンサートですが、
定員まであと9名となりました。
詳細はこちらです。
お早めにお申込ください。
プリアンプやプリメインアンプにBluetooth受信部を追加するカスタマイズ価格表です。
お問い合わせは eigyou@musika.jp まで!
≪ムジカ夏のキャンペーン≫
期間:2017年9月30日まで
内容:期間内に当社直営ショップ(直営ヤフーショップ、ネットショップ、
アウトレットショップ、カスタマイズ等)で
4万円(税別)以上お買い求めのお客様にツイーターをプレゼント
8万円(税別)以上お買い求めのお客様にツイーターとトーンコントロールをプレゼント
お申込方法:当社WEBから申込書をダウンロードの上必要事項を書き込み弊社にメールください。
お申込期間:10月3日まで
そのた:お申込常時受け付けています。プレゼントはお一人様1回です。
プレゼント品:トーンコントローラー
ツイーター
今日は番外編、電源ケーブル編その1です。
変えるとおとが良くなるといわれている電源ケーブル。
電源ケーブルには規格上の電流制限があります。
例えば、VCTFという種類の電源ケーブルがあります。
断面が円になっていてオーディオ用としてよく使用されるケーブルです。
規格上の制限は次のようになります。
0.75スケアは7アンペア以下、1.25スケアは12アンペア以下、2スケアは17アンペア以下、
3.5スケアは23アンペア以下、5.5スケア35アンペア以下です。
これは火災を防止するために温度を60℃以下に抑えるための規格です。
これはケーブルの長さにはには関係なく、電流値によって決定されるものです。
音質やロスを考える場合は、電流値に加えて長さも考慮しなければなりません。
仮に3mのケーブルで10アンペアのパワーアンプを使用してロスを0.5V以下にしたい場合は
抵抗値=電圧/電流=0.5/10=0.05オーム以下である必要があります。
3mのケーブルを使用しているということは往路と復路で6mになりますので
1mあたりの抵抗値は 0.05/6=0.00833オーム以下である必要があります。
1mあたりの電線の抵抗値は以下のとおりです。
0.75スケアは0.028オーム、1.25スケアは0.0168オーム、2スケアは0.00942オーム、
3.5スケアは0.0053オーム、5.5スケア0.0034オームです。
つまり3.5スケアのケーブルを使用しなければいけないということになります。
安全性だけを考えれば1.25スケアのケーブルで良いのですが、
ロスや音質を考えると3.5スケアのケーブルが必要ということです。
別の条件で計算してみましょう。
75cmのケーブルで12アンペアのパワーアンプを使用してロスを0.5V以下にしたい場合です。
抵抗値=電圧/電流=0.5/12=0.042オーム以下である必要があります。
75cmのケーブルを使用しているということは往路と復路で1.5mになりますので
1mあたりの抵抗値は 0.042/1.5=0.028オーム以下である必要があります。
音質やロスを考えた計算から導き出された答えは0.75スケアのケーブルでOK!!となってしまいますが、
12アンペア流れていますのでこの場合は安全規格上1.25スケアのケーブルを使用しなければなりません。
このように『安全性』と『ロスや音質』は別々に考えなくてはならないファクターなのです。
次回に続きます。
10月9日のレコードコンサートですが、
定員まであと9名となりました。
詳細はこちらです。
お早めにお申込ください。
プリアンプやプリメインアンプにBluetooth受信部を追加するカスタマイズ価格表です。
お問い合わせは eigyou@musika.jp まで!
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期間:2017年9月30日まで
内容:期間内に当社直営ショップ(直営ヤフーショップ、ネットショップ、
アウトレットショップ、カスタマイズ等)で
4万円(税別)以上お買い求めのお客様にツイーターをプレゼント
8万円(税別)以上お買い求めのお客様にツイーターとトーンコントロールをプレゼント
お申込方法:当社WEBから申込書をダウンロードの上必要事項を書き込み弊社にメールください。
お申込期間:10月3日まで
そのた:お申込常時受け付けています。プレゼントはお一人様1回です。
プレゼント品:トーンコントローラー
ツイーター