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ロスがないラインケーブルは?vol.19

2017-09-17 | オーディオ部品のうんちく
『ロスがないラインケーブルは?vol.18』の続きです。

電球を例に

『たくさん電力を消費する機器ほど電源ケーブルのロスが大きい』

ということは必ずしも真実ではないということが明らかにしてきました。

電源ケーブルのロスは電力だけでなく電圧に大きく関係します。

電力=電圧×電流ですので

電力が同じならば、電圧が高いほうが電流は少なくなります。

ロスの大きさは電流に比例しますので

電圧は高いほうがロスが少ないということになります。

オーディオ機器に使用する100V電源は電柱から引き込まれていますが

電柱上の電圧は6000vであり、

それを柱上変圧器で100vに減圧して家庭に配電しています。

6000Vは100Vに対して60倍も高い電圧です。

電流は1/60になりますのでロスも1/60押さえられます。

電柱をから電柱へと長距離を電気が伝わってくるロスを減らすためにあえて6000Vという高圧で配電しているのです。

それならば、

100万ボルトにしたらロスは1/10000!!・・・なのですが、

100万ボルトに耐えうる絶縁物を用意するのは大変なことです。

空気中では1000vで1cmのアークが飛ぶ場合があります。

アークというのは空気中の放電現象の一種で、

大きくは雷もアークの1つです。

アークが飛ぶ距離は電圧に比例しますので

100万ボルトでは1cm×1000000/1000=10mとなり

電柱の横下駄が10m必要になります・・・市街地では現実的ではありません。

山を越えて電気を送る送電線には100万ボルトのものもあります。

こういった理由で送電線の鉄塔は大きく作られているのです。

ところで、

オーディオ電源に200V電源を使うことの優位性を説く方がありますが

100Vを200Vにしたところでロスは半分にしかならず

それならば、電源ケーブルの太さを倍にするか

長さを半分にしたほうがよっぽど効果的・・・なのです。

次回に続きます。



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