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ロスがないラインケーブルは?vol.17

2017-09-15 | オーディオ部品のうんちく
『ロスがないラインケーブルは?vol.16』の続きです。

今日も番外編、プリント基板編です。

現在発売されているオーディオ機器の99.9%以上はプリント基板で配線されています。

プリント基板は絶縁体でできた板にきれいな模様の銅がくっついていて

ここを電気が流れるようになっています。



プリント基板のメリットは・・・実はたくさんあります。

まず、配線が熟練者でなくても可能なためコストが削減できます。

場合によってはロボットによる配線も可能です。

また、同じものを作ることが出来ます。

ステレオアンプの場合、右チェンネルと左チェンネルが同じように製作できることは

大きなメリットです。

また、振動に強いアンプになります。

プリント基板ではひとつひとつのパーツが基板上にしっかりと固定されるため

外部の振動による音質の劣化が最小限に押さえられます。

良いことばかりのプリント基板ですが

唯一の欠点は・・・ロスが多いということです。

あるオーディオメーカーでは『ピン3』と呼ばれる太さで銅の部分が作られています。

『ピン3』とはICの足と足の間(2.54mm)に銅線が3本通っているという意味です。

この場合の銅線の太さは0.3mm位になります。

この0.3mm程の線が10cmでどの程度の抵抗値になるか計算してみましょう。

一般的なプリント基板の銅箔の厚さは36ミクロンです。

銅の抵抗率は 1.68x10-8オーム/mですので

抵抗値=(1.68/100000000)*0.1/(0.3*0.00035)=0.16オームとなります。

ピンケーブルで使用されている0.2スケアの電線は1.5mで0.14オーム程ですので

たった10cmのプリント基板での配線が

ピンケーブル1.5mに相当するほどのロスがあるということです・・・。

これはかなりのものです。

部品の集積率を上げてコストダウンに走るがためにたいへんなことになっています。

当社ではの場合は・・・最も細いところでも1mm以下になることはありません。

上記の基板と比較するとロスは1/3に抑えることができます。

・・・といっても、10cmのプリント基板での配線が

ピンケーブル50cmに相当するほどのロスがあるということです。

次回に続きます。



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