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オーディオと音楽とすこしマニアック。 MUSICA are a new Hi-Fi brand from Japan.

高域と低域のバランス vol.2

2018-03-20 | スピーカー
『高域と低域のバランス vol.1』の続きです。

高域と低域のバランスについて考えていきましょう。

≪ケース3≫

古いフルレンジスピーカーは意外にバランスのとれた音がします。

例えば、1980年頃

オーラトーン社の5Cという小型のモニタースピーカーがありました。



調整卓上に置いてスモールモニターとして使用されていました。

このスピーカーの周波数特性は50~18000Hzでした。

スモールモニターとはナローレンジのスピーカーですが

ヴォーカルの定位や

AMラジオで放送した場合の音質をチェックするためのスピーカーで、

ナローレンジだからこそ意味のあるスピーカーなのです。

このスピーカー意外と良い音がして

ホームオーディオ用としてもずいぶん売れたようです。

3つのケースを考えてきました。

オーディオシステムは低音だけ出てもダメで

高音だけ出てもダメなのです。

反面、高音も低音も出ないならばそれなりにバランスがとれて

『良いバランスのスピーカー』ということになるのです。

物の本によると

最低周波数×最高周波数=400000となるとバランスが良いそうです。

最低周波数が20Hzまで再生するスピーカーであれば最高周波数は20000Hz。

最低周波数が50Hzまで再生するスピーカーであれば最高周波数は8000Hzとなります。

低域が出ないのであれば、高域もソコソコが良いということで

オーラトーン5Cが高域を欲張らなかったのがヒットした原因かもしれません。

そして現代のスピーカーですが・・・次回に続きます。



本日の桜です。

ずいぶんつぼみが膨らんできました。






新製品の情報です。



サブウーハーセット




アンプ&スピーカーセット



サブウーハーセットについては

ブログを読んでいただき、

最初の5セットをお買い求めいただいたお客様には

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3月20日発売です。現在予約受付中です。

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