『モノラル・フォノアンプとは? vol.3』の続きです。
モノラル フォノアンプ Cuculo-pho-mono(¥79800・税別)をご紹介します。
今回のメインの話題です。
モノラルカートリッジを使用すると驚くほどハムが減少する接続方法があることを発見しました!
その接続方法ですが・・・
まず、通常のステレオカートリッジの中はこのように接続されています。
次にモノラルカートリッジですがコイルは1ケしかありません。
しかし、モノラルカートリッジは生産数が少ないため
ステレオカートリッジのボディと兼用になることが多いようです。
そのためモノラルカートリッジ内はこのように接続されています。
ここで問題なのは
モノラルカートリッジの青と緑はカートリッジ内でつながっていることです。
この電線はアームの中を通り、フォノケーブルで伝送され、フォノアンプにたどり着きます。
そして、フォノアンプの中でLchとRchのグランド側はつながっています。
カートリッジから出力される音楽信号の電圧はMMカートリッジで1/100ボルト程度、
MCカートリッジで1/1000ボルトしかありません。
こんな微小な信号を扱うケーブルでループができているのですから
ハムが乗らないはずがありません。
そこで下図のような接続にします。
(1)レコードプレーヤーのアームとカートリッジを接続しているケーブルの赤と緑を外します。
(2)フォノアンプのRch入力を外しショートピンを指します。
(3)フォノアンプのRch出力を外し開放状態(なにも接続しない)にします。
(4)フォノアンプのLch出力にRCA分配アダプターをさします。
(5)RCA分配アダプターの出力(ステレオ)からプリアンプのAUX入力(ステレオ)へステレオのピンケーブルで接続します。
この接続はモノラルカートリッジからフォノアンプを1組のケーブルで接続し
フォノアンプもモノラル動作をさせて
十分に高い電圧(ラインレベル)になってから左右のチャンネルを分けてプリアンプへ送るという方法です。
(2)のショートピンはこのようなもので
入力をショートし外来ノイズをフォノアンプに入力しない働きをします。
(4)のRCA分配アダプターはこのようなもので
モノラル信号をLchとRchに分配します。
ショートピンもRCA分配アダプターも数百円のものです。
この対策でずいぶんハムが減ったとおもいますが、
まだまだ半分です。
さらに以下の対策を行なうことで・・・次回に続きます。
≪今日のおすすめ動画≫
Chopin Etude Black Keys Op 10 No 5
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ショパン エチュード 第5番 黒鍵です。
2017年にアナスタシア・ハップマンが演奏した映像です。
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