『新スピーカー接続法 2.2チャンネルとは？！番外編 vol.1』の続きです。
部屋の都合で左右のスピーカーの距離がとれず
ステレオイメージが十分に得られない場合の裏技を実験します。
左右のスピーカーの距離が狭い場合、
左のスピーカー付近から聴こえてくる音を+1、
右のスピーカー付近から聴こえてくる音を+1とします。
左右のスピーカーが近いため
センターから聴こえてくる音は右が+0.7、左が+0.7となり0.7+0.7＝1.4と
センター付近の音圧が高くなり、バランスが悪くなります。
そこで、センター付近にサブスピーカーを設置します。
サブスピーカーは逆相接続とし、少し小さい音量で再生します。
すると下図のように
メインスピーカーでセンター付近の音量が高い分を
サブスピーカーで打ち消し、
センター付近の音も+1にしようという試みです。
そんなうまくいくのか？と思われる方もあるかとおもいます。
話はかわりますが、
最近流行のヘッドホンにノイズキャンセリング機能付きヘッドホンというものがあります。
電車や飛行機の中でヘッドホンを使って音楽を聴く場合
外音（周囲の騒音）がうるさいことがあります。
こんなときノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンでは
外音をピックアップする専用マイクから外音を拾い
その信号を逆相にして
音楽信号に合成させることで
外音のみが打ち消され、静かな環境で音楽だけを楽しめる
という仕組みになっています。
今回のセンター付近の音圧を打ち消すのと似ていますので
きっとセンターの音を打ち消すことができると思います。
それでは実験してみましょう・・・次回に続きます。
≪今日のおすすめ動画≫
Strauss: Also sprach Zarathustra / Dudamel · Berliner Philharmoniker
https://www.youtube.com/watch?v=Szdziw4tI9o&list=WL&index=219&t=0s
リヒャルト・シュトラウスのツゥラツゥストラはかく語りきです。
映画２００１年宇宙の旅に使用されている曲です。
指揮はグスターボ・ドゥダメル、オケはベルリンフィルで2012年の収録です。
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