『モノラル・フォノアンプとは? vol.5』の続きです。
モノラル フォノアンプ Cuculo-pho-mono(¥79800・税別)をご紹介します。
前回はモノラルカートリッジを使用するとき驚くほどハムが減少する接続方法を実験しました。
今回は残留ノイズがどの程度残っているかを試聴してみます。
レコード再生時の残留ノイズは2つの種類に分けることができます。
電源に起因する『ハム』と増幅素子から発生する『ホワイトノイズ』です。
ハムは『ブーン』という音で60Hzまたは120Hzが主成分です。
東日本では50Hzまたは100Hzになります。
ホワイトノイズは『ザー』という音で
低域から高域まで広く分布します。
カートリッジのノイズはハムが多く、ホワイトノイズは少ない。
フォノアンプのノイズはハム、ホワイトノイズの両方があります。
モノラル フォノアンプ Cuculo-pho-monoは外部電源を使用していて
電源ノイズに対してかなりの対策を行なっているため
ハムはほとんどなく、ホワイトノイズが大半になります。
さて、残留ノイズですが・・・
プリアンプのボリュームを最大にした状態でもハムは確認できませんでした。
スピーカーから出てくる音はホワイトノイズだけです。
スペクトルアナライザーでスピーカーの音を計測してみると
低音が特別多いということはありません。
やはりホワイトノイズです。
ノイズの音量の絶対値ですが、
スピーカーから2.5m離れたリスニングポイントで
ボリューム最大のときにわずかに聴こえる程度、
ボリュームを通常の位置にすると全く無音です。
これはかなりの低ノイズで
電源をバッテーリー駆動にしたステレオ フォノアンプ Cuculo-pho-st
に匹敵するSN比です。
更に音質ですが、
今回の変化はノイズよりも音質の変化にびっくりしました。
今回実験した接続方法では
高域がよく通って、開放的な音質です。
ヘレンメリルやヘレンフォレストの声の細部が判るような音質です。
これはノイズが減ったことはもちろん、
もう一つの原因があると考えられます。
それはカートリッジのインピーダンス・・・次回に続きます。
≪今日のおすすめ動画≫
Run To You,Bryan Adams,,Rocks Big Ben Live 2015/2016
https://www.youtube.com/watch?v=jaqzMeUd6TQ&list=WL&index=240&t=0s
ブライアン・アダムスのRun To Youです。
2015年の大みそかに行われたライブの映像です。
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2020年8月31日まですべてのCuculo(ククーロ)シリーズの製品を
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≪お知らせ3≫
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