本を読む楽しみは想像力の楽しさだと思います。誰でもそうだと思うのです。
小説の中に出てくる登場人物を、自分なりに想像してみるのが楽しいのです。
でも、有名な作家や人気作家の小説は、よく映画化やドラマ化されます。
そうなると、登場人物は自分が頭に描いた人物像ではなく、俳優になってしまいます。
それでもいいのですが、俳優は色々な役を演じるので、その作品によって
違った印象になってしまいます。
見たいと思って買った小説が映画やドラマ化され、何も想像することなく
俳優の顔が浮かんでくるので、ちょっとがっかりする事が多いのです
小説を見ないで、映画やドラマを観れば全然話が違いますが・・・
映画を観てから小説を読むのと、小説を見てから映画を観るのでも
全然話が違ってきます。大体小説を読んでから映画やドラマを観ると
ガッカリする事が多かったです
今迄で一番がっかりしたのは、「中山七里」の「護られなかった者たちへ」でした。
小説が中々面白くて、映画が上映されたので、すぐに観に行きました。
登場人物の俳優は、私のイメージしていた人物とは違っていましたが、
さすがその役のイメージにピッタリだと思いました。
でも、この小説は到底映画化されるのは無理がありました
誰が見ても聖人と思われる人物なのに、どうして残酷な殺害をされたのか、
と言う理由を、2時間くらいの映画では説明できなかったのです。
と言う理由を、2時間くらいの映画では説明できなかったのです。
小説を見ないで映画を観た人たちは、この位の理由で、どうして殺害されたの?
と疑問に思ったと思います。
そして、一番がっかりしてショックを受けたのは、
真犯人が、小説では男性だったのに、女性になっていました
そうそうたるメンバーの俳優陣を揃え、素晴らしい作家の作品が
映画化されたばっかりに台無しになってしまいました
・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━
次に「重松清」の「とんび」です。
とてもいい小説です。でも何回かドラマ化され、映画化もされました。
主役のヤスさん役が、NHKでは「堤真一」でしたが、
とてもいい小説です。でも何回かドラマ化され、映画化もされました。
主役のヤスさん役が、NHKでは「堤真一」でしたが、
TBSでは、「内野聖陽」でした。
そして、映画では「阿部寛」でした。
勿論、妻役も息子役も違います。
内容は、小説に忠実でいい作品だったと思います。
でも、私はどの俳優を頭に浮かべていいのか困ってしまうのです。
個人的には大好きな「堤真一」推しですが・・・
・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━
そして、「東野圭吾」の、「手紙」。
感動しましたし、泣ける小説でした
当然ドラマ化、映画化されました。いい小説だし、
売れっ子作家だし、当然のことだと思います。
映画化されたのはあとで知りました。2006年ですね。
主演は、山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカのようでした。
でも、私が見たのは2018年のドラマです。
主演は、亀梨和也、佐藤隆太、本田翼でした。
でも私としては、お兄さんも弟も私が想像する人であって
欲しかったです。
・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━・・・・━✧━
今、「五木寛之」の本と、「湊かなえ」の「リバース」を読み始めました。
「湊かなえ」の小説も、ドラマ化、映画化されます。
「リバース」もドラマ化されたようです。でもそのドラマは観ていないので
敢えて知らない事にします。
その方が楽しいからです
こうして考えてみると、今まで読んだ小説はミステリーが多い事に
気が付きました。
読書に限らず、知らない方が幸せだという事がたくさんあります。
私は頭が固いのでしょうか・・・
(まあ、あくまで独断と偏見の問題だと思うのですが・・・ )
でも~
これから選ぶ小説は、なるべくなら、ドラマ化、映画化されていない
ものを選んで読もうかな、と思っています