「漬けナス」いる?と鶴岡に立ち寄っている秋田の友だちから
電話があり、「えーーー!いるいるー!」と嬉しくて、遠慮する事もなく
言ってしまった。
そして間もなく宅急便が届いた。
段ボールの中には、沖田ナス、なす漬けの素、オクラ、枝豆、
美味しそうな庄内野菜が入っていた。
嬉しくて涙が出そうだった。

ナスの漬物「ナスガッコ」は、秋田にいた時の夏の風物詩のひとつ。
漬けナスは2種類ありどちらも小さくて、まん丸いのと細長いのがあり、
昔、母が夏になると良く漬けていた。
確かミョウバンと塩を水に溶かし、ひと煮立ちさせ、冷ましてから
茶色のかめに入れた漬けナスに注ぎ、漬け石(ガッコ石)をのせて
漬けていた。
ナスガッコと炊きたてのご飯にスジコ、何よりの真夏のごちそうだった。
昔を思い出しながら、秋田と同じ形の漬けナスで、すぐに漬物作りに
取り掛かった。
ナスを良く水洗いして、付いてきたなす漬けの素と分量の水を入れ
良くかき混ぜて漬物石をのせた。


途中経過・・・(夜ちょっと試食してみた。皮が柔らかくいい感じ)

一晩経ってから、ヘタを切ってポリ袋へ。

早速朝の食卓へ。ナスガッコ食べたのは何十年ぶりかな?
嬉しくて、美味しくて、思わず子どもの頃を思い出した。
皮が柔らかく歯触りがいい感じ。

オクラと枝豆は昨日の夕飯の時にいただいた。
オクラはシンプルにお浸し。


「美味しかったー、有難かったー」
いっぱい送ってもらい、いっぱい漬けたので、まだしばらく
食べられそう!
送ってくれた友だちに心から感謝した。「いつもありがとう!」