新緑の季節、温かな春の真っ只中、暦の上では晩春と言う。
木々は日ごとに緑色に包まれ、ウグイスが啼き爽やかな季節。
間もなくゴールデンウイークが始まる。


藤の花も満開、見頃を迎えた。


こんないい季節、今年も又「緊急事態宣言」が出てしまった。
感染者が急増したのは変異株ウイルスのせい?
感染と発症とは違うと言うが、感染者から発症者になるわけだから
やはり感染を抑えなくてはいけない。でも、2週間位で収まるとは
思えない。解除した途端又同じことの繰り返しになりそう。
私は、コロナ禍でもなければこんな自由な時間を取り戻せなかったが、
大抵の人々は人との繋がりを求めている。かつて私もそうだった。
だから、その繋がりを失う事はたまらなく悲しい事になる。
だからと言って、「もう我慢できない」とばかり、人出は増えるばかり。
感染を拡げているのはひとりひとりなのに。
政府も一生懸命やっているとは思うが、「えっ!?」と思う政策ばかり
だし、ワクチン接種もなかなか進まない。でもワクチンを接種すれば
果たして感染は収まるのだろうか?
何より悲しいのは会いたい人に会えない事。
せっかく自由な時間がいっぱいできたのに、今一番気になっている
老人ホームに居る96歳の伯母に会えないし、故郷にも帰れない。
充電出来ないから心身ともに萎えてしまい
悶々とした日々が続く。

こんな世の中でも、庭の花は咲き乱れ、「紫蘭」も咲きだした。
コロナ禍を知ってか知らずか、紫色の優雅な姿で咲いている。
紫蘭の傍でそっと聞いてみた。「この世の混乱をどう思う?」
「知らん!」だってさ😆 ・・・
「それを言いたかったの?バカみたい。」って言われそう。