先日コトブキヤさんから発売されました1/1000 Ν-ノーチラス号の完成品をオークションで入手しました(^o^)
『不思議の海のナディア』放映が1990~1991年でしたから、放映から20年以上(ほぼ四半世紀!!)を経て、遂にキット化された訳です。
いや~、長生きはしてみるもんだ(笑)
まさかプラキットでN-ノーチラス号が簡単に入手できるような時代が来るとは・・・・・・メーカーさんの英断にとにもかくにも大感謝です(パチパチパチ!!)
新ヱヴァのヴンダー登場シーンに嘗ての登場BGMが使われたり、2199ヤマトのプラモデルの販売好調も良性の影響を与えたかもしれませんね(^o^)
バンダイのヤマト、ハセガワのアルカディア号、そしてコトブキヤのΝ-ノーチラス号――5年ほど前には、宇宙戦艦プラモがここまで活況を呈するようになるとは夢にも思わなかったです。
来年もハセガワから1/4000マクロス 要塞艦の発売予定があるみたいですし、宇宙戦艦プラモがカテゴリーとして売り手からも買い手からもしっかりと認知されるようになると良いですよね。
さて、肝心のN-ノーチラス号は全長333.33メートルと、2199版ヤマトとほぼ同サイズなのですが、これはオリジナル版ヤマトの元ネタを知った上での庵野氏のお遊びなのでしょう(笑)
当然、バンダイの2199ヤマトと並べてみたくなるのが人情だと思いますが、ネットを探しても意外に見当たらないんですよね(^_^;)
1/1000でN-ノーチラス号というと、以前から何度もイベント発売されているJ-FACTORYさんのガレージキット(原型はウチのブログでも何度もコメントいただいている零くんさん!!)が有名です。
私も未組立状態で所有していますが、以前イベントで完成品を拝見したものと比べると、全体のシルエットもディテールも意外に違います。
コトブキヤさんのキットは全体的にふっくらとした感じがあって、対するJ-FACTORYさんのガレージキットは全体シルエットがよりシャープで細部のディテールまで造形(特に艦橋まわりと主砲塔)が徹底されています。
これはどちらが良い悪い、正しい間違っているというよりもデザインコンセプトやデザイナーさんのポリシーの違いによるものでしょう。
ではでは、コトブキヤさんのN-ノーチラスとバンダイの2199ヤマトを並べてみましょう。
明らかにこの二艦では主砲のサイズと迫力が全然違います。
設定的にはN-ノーチラス号の主砲口径は50サンチと2199ヤマトの48サンチを超えますが、キットでは完全に逆転してしまっています。
これは1/1000ドメラーズⅢでも少し言及しましたが、ヤマトの主砲が立体映えを重視して、オーバースケールでデザインされているのが原因ではないかと。
なのでスケールサイズとして厳密なのはN-ノーチラスの方だと思います。
仮に両艦が同じ世界の同じ技術系譜上に存在するだったとして、両艦をデザイン面で比較した場合、ヤマトは『戦艦』、ノーチラスは『巡洋戦艦』のイメージでしょうか。
N-ノーチラスのツートンカラーをヤマトと同じツートンカラーにしてみても面白いかもしれませんね(できればJ-FACTORYさんのガレージキットはその仕上げにしてみたいです)。
更に悪ノリしてバンダイの1/1000アルカディア号も並べてみました。
これぞまさしく“最強艦隊”ですねw
ここまで来たら、1/1000エンプラも欲しいなぁ(笑)
さてさて、この記事が当ブログ本年最後の記事になります。
宇宙戦艦ヤマト2199も『星巡る方舟』の公開で一応の結末を迎え、来年からこのブログは何を取り上げていけばいいのでしょう?w
いやいや、元のオリジナル版ヤマトの設定妄想ブログに復帰するだけですけどね( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
来年もこれまで以上に、ほそーく、ながーく運営していこうと思っていますので、何卒ご支援の程をm(__)m
では、皆様も良い御年を御迎え下さい(^o^)
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興味深く観賞してきました~(*^^*)
考証もリアルで我々の艦とも遜色 ゲフンゲフン(。>д
今年も後わずかですが毎回の楽しい記事ありがとうございましたm(__)mよいお年を(^^ゞ
10年位前のキットでお恥ずかしい限りではありますが紹介ありがとうございました^_^
単純にJファクトリーのは設定画にアニメディテールを適当に盛っていったモノとお考え下さい。
対する壽屋さんや岡山さんはアニメバージョンでノーズが長目で羽根にケレン味があるって認識です。
これはカット毎に絵柄が変わるセルアニメならではの味で、
最近のCGメカは綺麗だけど下手にデータがあるから立体にした場合の正解が決まってしまう部分もあります。
アルドノアのデューカリオンも魅力的な飛行戦艦なのですが、壽屋さんからいつか出そうなので作りませんて話にもなる訳で…。
それは兎も角。
来年も楽しい宇宙戦艦ブログをお願いします~(^_^)ノシ
> 博多で2199の原画展に行ってきました
羨ましいなぁ・・・・・・私、大阪の原画展の時は骨折していて行けなかったもので(^o^)
以前、エインセルさんから教えていただいたのですが、バレラス攻防戦でのヤマトの航路案とか興味深い資料もかなり多いそうですね。
> 俺の跡を継ぐのか~?
ウチのドラ息子君は後継者どころか破壊神にしかなってくれそうにないです(笑)
> 紹介ありがとうございました
いえいえ、こちらこそ御断りも無く勝手に引合に出してしまってすみませんでした(^_^;)
また、コンセプトについての丁寧な御説明もありがとうございますm(__)m
セルアニメだからこそ介在し得る個別解釈という御指摘は非常に納得がいきました(^o^)
> 来年も楽しい宇宙戦艦ブログを
はい、私の方も零くんさんのブログと原型製作記事で楽しませていただきます~♪
N-ノーチラスですか、いいですね。
来年はマクロス要塞艦もキット化されますし、他の宇宙戦艦のキットも数多くリリースされればいいん1994ですが。
1/1000ヤマトシリーズの続報が全く無いのが気掛かりですか…
『Ν-ノーチラス号とヤマトのデザイン面での比較』…大きな可動翼をもつΝ-ノーチラス号は、もしかすると濃密な大気中を飛行する時の運動性を優先した設計になっているのかも知れませんね。
宇宙空間での砲撃戦を優先したヤマトは正面投影面積が広くなる安定翼を装備していない、大気圏内での飛行で姿勢を安定させるための折り畳み式補助翼が用意されてるけど、基本的には安定翼を展開しないまま飛行する設計になっているように思います。
Ν-ノーチラス号の方は大きな可動翼の空力特性を最大限に活用した大気圏内でのアクロバティックな飛行を可能とする、惑星の大気圏内での戦闘を考慮した高機動型という設計思想なのかも知れません。
宇宙空間での航行時には可動翼を降り畳んで正面投影面積を最小化、大気圏内では可動翼を開いて高機動戦闘という、状況に応じて二通の戦闘機動が出来るというのがΝ-ノーチラス号の特徴ではないですか?
アルカディアの設計思想はゼルグート級とヤマトの折衷案みたいな感じ、前方~横方向への砲撃戦に特化したゼルグート級の特徴と、ヤマトと同じように単艦運用を考慮した高い汎用戦闘能力を高次元で両立させた、地球版ゼルグート級ともいえる設計の艦になっているのかも知れませんね。
> 1/1000ヤマトシリーズの続報が全く無い
そうなんですよ、ちょっとそこは心配なところですよね(^_^;)
次のチャンスは『星巡る方舟』BDの発売時でしょうか。
1/1000ナスカ級キスカの完成度を見ると、ククルカンやラスコー、もしろんメダルーサ級も何とか発売にこぎつけて欲しいところです(^o^)
> 濃密な大気中を飛行する時の運動性
こういう想像は楽しいですよね(^_^)
私の方は、通常空間(宇宙空間)における高速機動を重視した、大型放熱板を兼ねた主翼とか妄想していましたw
ただ、この場合は可変翼にする必然性が見出せませんで、私の妄想は失速してしまいましたが(^_^;)
> アルカディアの設計思想
イロモノっぽいイメージもありますけど、意外に(?)しっかりとした設計思想とバランスの取れた兵装なんですよね。
特に主要全兵装が全て艦首方向に指向できる点は、今見ても全く古さを感じさせません。
アルカディア号は単艦運用していますが、本来は戦略指揮戦艦が原型のように思えます。
移民船団や播種船を護衛する艦で海賊島はその名残りだったと考えられます。
> アルカディア号
運用思想(コンセプト)的には、フランスのダンケルク級やリシュリュー級を連想しちゃうんですよねぇ~。