我が家の地球防衛艦隊

ヤマトマガジンで連載された宇宙戦艦ヤマト復活篇 第0部「アクエリアス・アルゴリズム」設定考証チームに参加しました。

1/700 ハント級護衛艦/ハント型フリゲート①

2012-02-24 22:42:50 | 1/700 護衛艦(SOY-YA!!)


 2199年は地球人類にとってターニングポイントとなる年であった。
 この年の末、大ガミラス帝国の太陽系におけるストロングポイント、冥王星基地が遂に壊滅したのである。ここから射出される遊星爆弾と、ここを根城に活動するガミラス宇宙艦隊により滅亡の瀬戸際まで追い詰められていた地球人類にとって、永らく見失っていた“希望”を思い出させるに充分な快挙であった。
 それを為したのは、地球初のタキオン式波動機関搭載宇宙戦艦『ヤマト』であった。ヤマトは、冥王星基地を壊滅するだけでなく、駐留していたガミラス軍太陽系派遣艦隊の殆どを殲滅するという、過去の地球の常識からすれば俄かに信じ難いほどの大戦果を挙げ、そのまま太陽系外へ――大マゼラン雲サンザー太陽系イスカンダルへと旅立っていった。
 その後ヤマトは一年にも及ぶ苦難と困難に満ちた旅路の末に、地球へ帰還することになるが、残された地球人類も決して安穏としていられた訳ではなかった。


 遊星爆弾による戦略爆撃は冥王星基地壊滅と共に停止したが、それまでの被害だけでも地球と地球人類はとっくに破断界を超えていた。辛うじて地下都市に逃れていた生き残りの人類も、刻一刻と地下浸透してくる高濃度放射能に追い詰められ、深刻な食料・資材・エネルギー窮乏がその困難に拍車をかけていた。冥王星基地の壊滅で、これ以上の事態の悪化こそ回避の目処が立ったものの、地球人類に残された時間が僅かであるという冷厳な事実に変わりはなかった。
 加えて、ガミラスの太陽系派遣艦隊は事実上壊滅したが、完全消滅した訳ではなかった。ガミラス艦隊主力とヤマトとの交戦時、冥王星基地から太陽系内外に様々な任務で派遣されていたガミラス艦船の幾らかが難を逃れていたからである。
 少数の敗残部隊といえども、未だ懸絶というレヴェルの彼我の科学技術力格差を考えれば、“ヤマトのいない地球”にとっては強敵以外の何物でもなかった。何しろ、ヤマト以外にガミラス軍を正面から打ち破った事例は存在しないのだ。
 もちろん、地球側にも希望が無いわけではなかった。彼らには波動機関という名の新たな翼と、ショックカノンをはじめとする新たな牙があった。そして何よりの希望は、それら新たな翼と牙を駆使すれば、ヤマトが旅立った現状であってもガミラス艦隊と互角以上に渡り合えるという確固たる自信が地球防衛艦隊に芽生え始めていたことだった。
 そんな思いに後押しされるように、地球防衛艦隊司令部は極めて限定的ながらも艦隊再建計画をスタートさせた。計画は以下の三段階に分かれていた。


 Phase1:残存艦艇の速やかなる復旧と再配備
 Phase2:波動機関を搭載した新型艦艇の急速建造
 Phase3:既存艦艇の波動機関搭載を含む大規模改装


 2199年10月の時点で、ヤマトの進宙を成功させるために地球防衛艦隊は手持ちの人的・物的リソースの大半を使い切っており、能動的な活動はまったく不可能な状態にあった。機動戦力たる宇宙艦隊も、冥王星会戦を含む大規模擾乱作戦(詳細は『地球防衛艦隊2199』を参照)による損失と消耗で壊滅しており、数少ない残存艦の修理すら満足に行えない状態だった。宇宙艦隊再建へ向けての第一歩はこれら損傷艦の修理であったが、再建の本命は Phase2の新型艦艇建造だった。
 新型艦建造に向けての予備検討はヤマトへの波動機関搭載改装と同時期に開始されていた。しかし、当時はヤマトに全ての開発資源を集中する方針であった為、検討は概念研究程度に留まっていた(加えて、イスカンダルから技術供与された波動機関が“どの程度”使えるものなのか、確信が持てなかったという側面もあった)。
 だが、ヤマトによるガミラス軍冥王星基地及び太陽系派遣艦隊の殲滅という戦果、いや大戦果により、新型艦建造計画は俄然加速することになる。
冥王星基地殲滅の報から日を置かずして、地球防衛艦隊から艦政本部に対し新型艦の要求性能が正式に提示された。ヤマトが示した実績があるだけに、その内容は非常に野心的なものだった。



 『仮称“新・多目的宇宙戦闘艦”』という名称で提示された新型艦は、太陽系内周圏の制宙権確保と維持を目的とし、ガミラス軍クルーザー級戦闘艦を単独で撃破可能な戦闘力と、工業生産能力が激減した現在の地球でも量産可能な生産性が求められた。
 艦形状は過去に十分な建造実績があり、量産性も良好な紡錘形(葉巻型)が指定され、艦体規模は、残存する宇宙艦艇ドックで建造可能なサイズから110メートル級とされた。
 主要武装として要求されたのは波動砲、ショックカノン、宇宙魚雷、パルスレーザー、各種小型誘導弾だ。艦載機こそ搭載していないものの、武装の豊富さはヤマトのそれを完全に受け継いでいた。
 要求速度もヤマトと同等の二七宇宙ノット。艦サイズが従来型の突撃駆逐艦をやや大きくした程度である為、『突撃駆逐艦的』な艦として理解されることが多い本型だが、実態は異なる。快速と機動力を活かした宙雷撃戦よりも、砲装備でガミラス艦と正面から撃ち合い、撃ち勝つことを第一義に考えられた艦であった。
 つまり、本型のコンセプトは最小化されたヤマト――ミニマム・ヤマトだったのだ。


 主戦兵器であるショックカノンは、当初はヤマトで実績のある六インチ砲六門以上の装備が要求されたが、指定された艦の規模では物理的に搭載困難であった。しかし、ヤマトの実戦データーをフィードバックした各種シミュレーションより、ガミラスのクルーザー級であれば五インチクラスのショックカノンでも十分撃破可能という結果が得られた為、主砲として五インチ砲六門の搭載が決定された。また同時に、副砲として三インチショックカノン八門の搭載も決定されている。この三インチ砲はいわゆる両用砲的な位置づけで、速射性と大型の高動力砲塔の採用による目標追随性を重視して設計されていた。対艦攻撃のみならず、パルスレーザーより長射程の中距離防空火器としての効果が期待されていた。
 また、設計コンセプト的には主戦装備ではないとはいえ、宇宙魚雷も大型発射管二門、中型三連装発射管四基を搭載し、いざという場合は突撃駆逐艦的な運用も可能であった。
 そして本艦最大の決戦兵器とされた波動砲については、艦体の基本設計と機関能力が確定次第、改めて詳細仕様を決定するものとされた。
 搭載機関はもちろん、ヤマトで実用化されたばかりのタキオン式波動機関だ。艦の規模に合せたダウンサイジングと、ワープドライブ用デバイスをはじめとする遠距離航行用補機類のオミットで簡略化が図られる予定だった。


 以上のようなスペックは、過去の地球艦艇の能力と比較すれば破格のものであったが、性能提示を行った地球防衛艦隊はその実現に自信を持っていたと言われている。とはいえ、その自信の根拠は多分に気分的な(それも高揚した)ものであり、現実は厳しかった。つまり、根本的に要求性能が高すぎたのだ。
 要求を完全に満たした艦の規模と武装を両立した場合、予定サイズの波動機関では出力が不足することが明らかになったのである。具体的には、最大戦闘速度で全力射撃を行った場合、最悪十数分で機関内圧力が稼働最低圧を下回ってしまう(つまりはエンストする)という検討結果が報告されていた。
 搭載が予定されていた波動機関はワープデバイスをはじめとする本型には不要と判断された周辺補機を悉く撤去し、ヤマト程の長期間・遠距離航行は考慮の要なしとして設計・製造マージンを削れるだけ削ることで限界まで機関容量を稼いでいたが、それでも尚、必要出力には及ばなかった。
 この事態に、設計部門である艦政本部のみならず防衛艦隊までが頭を抱えた。引き続き機関の改良検討は行われていたものの、根本的な解決には時間を要するどころか、解決の目処すら全く立っていなかったからである。
 驚くほど短期間でタキオン式波動機関の実用化に成功した人類であったが、イスカンダルからの提供資料に基づいて何とか完成させたというのが実情であり、基礎理論面での理解は、イスカンダル人やガミラス人から見れば赤子も同然であった。つまり、“小型化”という応用検討は当時の地球人類には未だハードルが高すぎたのだ。
 艦政本部は当面の対応として、機関負荷の大きい砲兵装の削減や艦体規模の拡大を逆提案した。しかし、防衛艦隊がそれらを悉く拒否した結果、防衛艦隊と艦政本部が対立状態にまで陥ってしまう。
 艦政本部に一通の報告書が上げられたのは、そんな折だった。防諜を配慮し敢えて素気なく書かれた報告書の表題は『漂着物“乙”調査結果』だった。この報告書が、一度は暗礁に乗り上げた新型艦計画を再び離礁させることになる。




 『漂着物“乙”』
 それは、火星に墜落したイスカンダル王室船――通称:サーシア・シップを指す秘匿名称であった。
 サーシア・シップとは、イスカンダル女王スターシアの命を受けた王妹サーシアが、単身地球へと来航した恒星間宇宙船である。
 不幸にも太陽系到着直前、ガミラス軍による攻撃(現在では誤射であったことが判明している)を受けて船が損傷、火星へと墜落した。
 唯一の搭乗者であった王妹サーシアは救命艇で脱出したものの、脱出時の事故で帰らぬ人となってしまう。スターシアが託した波動機関技術が地球を救う原動力になったことを思えば、通信カプセルを握りしめたまま絶命していたと伝えられる彼女は、まさに全ての地球人にとっての恩人であった。
 王妹サーシアの遺体は、墜落地点の調査に訪れた地球防衛艦隊士官によって発見され、可能な限りの丁重さを以って墜落地点近郊に仮埋葬された。遺体すら持ち帰れない状況では救命艇や墜落したサーシア・シップの回収は望むべくも無く、この時点ではそのまま放置するしかなかった。
 サーシアの遺体回収とサーシア・シップの本格調査がようやく実現したのは、ヤマトが発進し、地球―火星間の航路の安全がある程度確保された後のことであった。既に最初の発見から一ヶ月以上が経過していた。
 意外なことに、サーシア・シップは完全に発見時の状態を保っていた。調査前の予想では、かなりの確立でガミラスに破壊されていると考えられていたからだ。もちろんそれは幸運などではなく、ガミラスは意図して手を付けなかったのだが、その理由は当時の地球人の想像の埒外にあった(ガミラスとイスカンダルの“奇妙な関係”はヤマト帰還後にようやく判明することになる)。
 そして調査開始後すぐに、サーシア・シップが紛れもない“宝の船”であることが判明した。
 火星に墜落したサーシア・シップは、船首部分こそ地表との激突で大破していたものの、船尾部はほぼ原形を保っていた(そのこと自体、王族専用船としての並外れた堅牢性を示していた)。最大の驚きは、ほぼ無傷の状態で発見された波動機関であった。
 調査に訪れた艦政本部の研究員たちが一目見た瞬間、一様に感嘆の吐息を漏らしたと伝えられるほど、サーシア・シップに搭載されていた波動機関は先進的且つ洗練された構造をしていた。
 研究員の一人が「こいつに比べれば、俺らが作ったのは学生の卒業制作みたいなもんだ」と自嘲気味に呟いた言葉が後世に伝えられたことで、イスカンダルは地球人に劣化コピー品(モンキーモデル)しか許す気はなかったと主張する研究者もいるが、事実は異なる。
 イスカンダル人、というよりもイスカンダル女王スターシアが為そうとしたことは、自らよりも数世紀は遅れた異星種族に自らの優れた科学技術の結晶を理解させ、短時間で実用化させるというものだった。多少の想像力を働かせれば、それがどれほど困難な命題であるか理解できるだろう(例えて言うなら、布張りの複葉飛行機を作れるようになったばかりの時代の人々に、超音速ジェット機を作らせようとするようなものだ)。
 当然、イスカンダルから提供しなければならないのは、波動機関の設計図面といった資料はもちろん、各種理論方程式や製造に不可欠な素材の精錬加工技術といった周辺・基礎技術にまで及ぶことになる。




 結果的に、スターシアはこの困難な命題に成功した。もちろんそこには、波動機関実用化に向けて血の滲むような努力を重ねた地球人類の存在があった。しかし同時に、スターシアが“地球人類でも実用化可能なレヴェルの波動機関”を正しく選定していなければ、技術供与が失敗に終わった可能性は極めて高いのである。
 言い換えれば、スターシアが提供した波動機関技術は、彼女らにとってみれば非常に基本的な、ある意味では原始的なものだった。精緻さで得られる効率性能よりも、とにかく大容量・大型の機関で性能を稼ぎ、各部機構の簡易さや安定性を最重視したものであった(それでも尚、宇宙レヴェルで見れば非常に高性能なのだが)。
 これに対し、サーシア・シップはイスカンダル王室専用の銀河間航行可能な宇宙船であったから、そこに用いられている技術はイスカンダルでも最高レヴェルのものであり、波動機関を実用化したばかりの地球人にとってはまさに『宝の船』だったのだ。
 もちろん、使用されている技術が高度過ぎ、その分析と解析は容易なことではなかった(完全解析に最低五〇年、技術応用には一〇〇年が必要と考えられた)。しかし地球人とて、捕獲ガミラス艦を元にした独自研究とイスカンダルからの体系的な技術供与によって、非常に初歩的ではあるが波動機関と波動物理学を身に着けつつあった。それら知識と技術を総動員すれば、コンセプト的な模倣や、簡易なハードの模造程度ならば、すぐにでも実用可能な技術が幾つか発見された。
 その中でも最大の発見とされたのが『波動現象増幅装置』である(普及した現在では、単に『増幅装置』と呼ばれることも多い)。
 この装置は、波動機関内で高濃縮されたタキオン粒子から、より効率的に波動現象(空間歪曲現象)を発生させる機関内補機であった。これにより、サーシア・シップは船体・機関共に非常に小型でありながら、超長距離・連続ワープが可能なほどの高い航宙性能を有していた。
 もちろん、同目的の補機はヤマトにも装備されていた。しかし、ヤマトは機関容量だけで十分な波動現象を得られるよう(そして構造が少しでも簡略化できるよう)大容量の大型機関が選定されていた為、イスカンダルの資料に記されていた増幅装置の性能は極めて限定的なものだった。
 イスカンダルでは、この装置は容量に制限のある小型機関を高効率化させる為には必要不可欠だが、容量に余裕のある大型機関には性能過剰なものとして捉えられていた。こうした考えは、原則平和主義を唱えるが故に民用用途しか存在しないイスカンダルには相応しいものであったが、軍事用途での使用を考えれば、おのずと答えは異なってくる。小型機関は言うに及ばず、大型の波動機関でも『波動現象増幅装置』を装備するだけで、飛躍的な機関性能向上を達成することができるからだ。特に、この時代以降の地球艦艇は波動砲やショックカノン、エネルギーシールドなど、波動現象と機関出力に拠った兵器を多用していたから、機関性能の向上は戦闘能力や防御能力の向上と全く同義であった。

 『波動現象増幅装置』の報告に、新型艦計画関係者は最初は半信半疑であったものの、詳細を知ることでそれは大きな期待へと変わった。上申された報告書には、念の入ったことに増幅装置の簡易複製品の計画図と、それを用いた場合の性能予想曲線まで添付されていたからだ。そして、その性能曲線を信じるならば、現状の新型艦用波動機関でも十分に要求出力を達成可能であった。もちろん、報告書を作成した研究員たちもそれを十分に理解しており、その点でも彼らの強い自信と高い意気込みが感じられた。
 この波動現象増幅装置の開発と実用化こそが、ハント型フリゲートの成功のみならず、後の“第二世代”波動エンジン――高効率型波動エンジン――誕生の嚆矢となるのである。


ハント級護衛艦とオマハ級哨戒巡洋艦の比較。
艦サイズを極限まで切り詰めながら波動機関容量は最大化するという相反する命題を達成する為に、ハント級の機関部(朱色部)は艦中央部より大直径化しており、開発に携わった造船官たちの苦労がうかがえる。
一方、ハント級の拡大改良版とも言われるオマハ級だが、艦のシルエットは大きく異なる。艦サイズの制約が緩和されただけでなく、波動現象増幅装置の実用化により機関効率が大きく向上したことで、これ以降の艦艇は一挙に艦体がスリム化した印象がある(画像はスパーチャージャー増設改装後の姿)。



――つづく。

『護衛艦』第一回(前編)をお送りしました(^_^)
書き始める前は一回で終了すると思っていましたが、書いている内にアレコレと妄想が広がりまして、結局は二回に分けることと相成りましたw
恐るべし!この計画性の無さ(^^;)

今回の模型は『SOY-YA!!』さんのガレージキット『1/700護衛艦』です。
実はこの言葉には二つ意味がありまして、『SOY-YA!!』さん製のガレージキットを『SOY-YA!!』さん御本人に作っていただいたという・・・予想外の事態になっていたのです!!(^^;)
SOY-YA!!さんと言えば、ヤマト模型本にも作例を掲載されているような方ですし、これまでに発売された数々の1/700ヤマトガレージキットを思うと、私のような1/700コレクターには雲の上の存在のような方なのです。本当に信じがたい非常事態なんですよ、奥さん!!
詳しくは書きませんが、本作には原型を作られた方ならではの改良・修正も加えていただいていまして、そうしたキット発売秘話的なお話も大変興味深くお聞きすることができました。
カラーリングは、我が家の艦隊ではすっかり定番化(?)しましたヤマトカラーで、細部まで丁寧に仕上げていただいています。
なんでもSOY-YA!!さんでは、このキットの補修や将来のヤマトカラーでの製作依頼に備えて、今回の塗装レシピを残して下さっているそうですので、『俺もこれと同じカラーリングが欲しい!!』という方、いかがでしょう?(笑)

はてさて、徐々に明らかになってきました『2199』には、土方艦長や山崎機関長の登場が予定されていますね。
必然性があれば、後作品の設定も積極的に使っていきますよ、ってことなんだと思います。
であれば、人物のみならずメカでも同じことがありえるんじゃないでしょうか。
その点、『護衛艦』はヤマトがイスカンダルから帰還した折にでも登場してもいいんじゃないか・・・この製作スタッフの方々であれば、そこまでやってくれるんじゃないか・・・と大いに期待しつつ、『護衛艦』後編も頑張りますw

そして、以前公開しましたアンドロメダ①の記事の中に『大隈雑記帳』の大隈さんから御了解をいただいて、しゅんらん画像を転載させていただきました。初見の方は是非是非!!
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7 コメント

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いや素晴らしい!!! (M-22011)
2012-02-25 20:44:04
この一言に尽きます!!

小学生の頃、メカコレで『護衛艦』が出た時に、私も妄想してましたよ『ミニ・ヤマト』・・・

MJ様がご推奨されている旧防衛艦隊カラーにすると、この艦の味が一層際立ちますね\(^^@)/

本当にこのカラーで『2199』に出て、ガミラス残存艦隊相手に大暴れして欲しいところです!!

旧防衛艦隊の艦船群たちからの過渡期に、ヤマトと違った意味で重要な役割があったと思われる艦ですので、もっと色々なところでクローズアップして欲しいですね(^^♪

『サーシャシップ』の件も、波動エンジンを小型化するのに参考になったものがあったとしたら、私もあれしかないと思っていました!!

きっとスターシャにしてみれば、マゼラン青雲まで無事にたどり着いて貰わなければいけないわけですし、技術的に複雑なものや、航海中にメンテナンスに手間が掛かるものを提供するわけにもいかず、苦肉の策だったのでしょう・・・

今回の記載には、私が昔から妄想していたのと同様の記述が見られ嬉しかったです\(^^@)/

私も同様の妄想はしていたのですが、なにぶん、文才というものを母のお腹の中に置き去りにしてきてしまったようで・・・

MJ様のブログは、単純に読み物として面白いし、その文才が羨ましい限りです(T_T)
返信する
M-22011さま (MJ)
2012-02-26 00:10:50
早速のコメントありがとうございますm(__)m
ご期待に添えられたようで正直ホッとしました♪C=(^◇^ ; ホッ!
今回の記事を書くにあたって、テレビシリーズ第一話を見直したのですが、墜落したサーシアシップは後部がちゃんと残ってました。
でも、先日航海されたの2199新PVではサーシアシップは空中爆発しているので、今回のようなネタは使えないかもしれないです(笑)
そろそろどこかに、ウチのブログは旧世紀版準拠です、と書かないといけないかも(^_^;)

2199といえば、今週からあちこちのサイトに場面写真が公開されるようになりましたが、その中の一枚にサーシアの墓標と思しきものがありました。
その墓標には『遠き星よりの使者、ここに眠る 2199.1.17』とあり、旧作とは日付が変わっているみたいですね。
バンダイビジュアルの大宇宙年表によると旧作での冥王星海戦やサーシアシップ来航は2199年の8月の設定だったので。
さすがに旧作の8月にメッセージ受け取り、10月にヤマト発進では時間が短すぎるので、タイムテーブルを変更したのかも。
あぁ・・・今は何を言っても2199の話になってしまう(苦笑)

『護衛艦』後編では、この護衛艦と改装された旧式艦艇群の活躍にも触れてみたいと思っています。
あ、もちろん『あの艦首砲口は波動砲?ショックカノン?』もやりますよ(^_^)
返信する
護衛艦の考察、お疲れ様でしたー。 (大隈)
2012-02-26 16:29:48
ただ、今回読んでいてちょっと疑問に思った部分が。
>量産性も良好な紡錘形(葉巻型)
これ、たぶんないと思うんです。
円形を中心とする形状は加工に相応の手間が掛かりますし、量産性を重視するならば直線加工(日本の戦時建造型海防艦や松型駆逐艦のように)主体になっていくのが普通です。
現代ですと潜水艦ですが、潜水艦は決して量産性の高い艦ではありませんし……。
むしろ主力戦艦のように箱型を基調としたタイプの方が量産性に配慮しているのではないでしょうか?

個人的には護衛艦から巡洋艦に至る各艦の紡錘形状は「前方に火力を集中する為」ではないかと考えています。
護衛艦の艦尾に四基配された砲塔ですら、前方に向けられる(それを可能にしたのは最大直径に当たる部分への配置のおかげ)ような設計になっていますし……。
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> 大隈さま (MJ)
2012-02-26 22:07:38
毎度コメントありがとうございます!!m(__)m

>円形を中心とする形状は加工に相応の手間

化学機械メーカー勤めの立場からすると、密閉・耐圧構造をなるべく早く、安く、楽に造ろうとする場合、箱型で造るとは考えられなくって(^^;)
二次大戦頃ならともかく、今は円錐や円柱構造でも板材を巻いて両端を溶接してしまえば意外なくらい簡単に形になります。
そして何より、円錐や円柱は強度に優れるので、使用する板厚を薄くできるメリットがありますね。
これに対して、箱型で同じ強度のものを作ろうと思えば、板厚を増すかラグなどで補強しないといけません。
仕上げにしても、箱型は溶接線が多くなるので熱による歪が発生しやすく、その修正に結構な手間がかかります。

あくまで密閉容器や圧力容器に近いものとして考えた場合ですが、円錐や円柱構造は、箱型構造よりも早いし、安いし、楽だと思います。
いや、まぁ、そこいらのタンクと宇宙船を一緒にするな!!と言われるとそうなんですが(笑)
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んー……、気密は兎も角として耐圧はあまり考えなくても良いんじゃないかなぁと。ヤマトのような特殊艦は別として、宇宙空間と地球の気圧差って「1」でしかないですし。 (大隈)
2012-02-26 23:22:30
木星の重力圏に降下してー、とか言い出さない限り耐圧構造はそれほど重要視する必要はないと思います。

箱型でも艦艇の場合床や隔壁で自然と内部が補強されますし、主力戦艦の場合現代の水上戦闘艦と同じくブロック工法で生産性を上げているのではないかと。
……っていうか、そうなると巡洋艦までの艦と主力戦艦&アンドロメダで艦型の差はなんなんだ、と新たな疑問が浮かぶ罠。
個人的には前の書き込みで記した、前方への火力集中を重要視するか否かではないかと思うのですが……。
アンドロメダは半数の、主力戦艦は1/3の主砲が前方へ向けられませんけど、護衛艦、駆逐艦、巡洋艦は明らかに居住性を犠牲にした火力な上、大半の兵装が前方に指向可能で前方投影面積が極小になる構造してますし。
この前提ならば角錐状の艦体より円錐状の方がメリットは大きくなる気がします。

ガミラス艦隊との戦闘においても、ゆきかぜがガミラス艦を追尾しつつミサイルで攻撃・撃破したのに対し、沖田艦は同航砲戦で撃ち合ってます。
波動砲という決戦兵器を使用しない、純粋な砲雷撃戦を行うのであれば戦艦級は同/反航戦による火力&装甲勝負、巡洋艦以下の艦艇は機動力を生かして敵艦の背後に喰らい付き、その火力を集中して撃破する、というのが戦闘コンセプトなのではないか……と妄想してしまう罠。

乱筆乱文御免なさい……。
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クルー掲示板にも書き込みましたが、2199での地球防衛艦隊の公式サイズがホビージャパンに掲載されてました~。 (大隈)
2012-02-27 18:24:48
沖田艦(キリシマ)205m、巡洋艦(ムラサメ)152m、宇宙突撃駆逐艦(ユキカゼ)80m。
……ファインモールドの縮尺設定は完全に破綻した罠。
図ってみるとミサイル護衛艦(宇宙突撃駆逐艦)が約13センチで65m、艦隊旗艦(沖田艦)が約20センチ弱で100m足らず。
……両者の艦橋サイズを考えると、ミサイル護衛艦は兎も角沖田艦が明らかに小さ過ぎ。
デアゴスティーニのポスターに書かれていた沖田艦200mは限りなく公式に近いサイズだった訳ですね……。
返信する
> 大隈さま (MJ)
2012-02-27 22:01:15
> 乱筆乱文御免なさい……。

いえいえー、頭の中の世界観を文章化するのは難しいですから(^_^)

我らの意見の違いは、紡錘形へと到った最重要要因が火力か生産性かというところでしょうか。
私としては、あの時代、あの情勢下での建造なので、火力より生産性を重視した結果と思いたいですね。
まぁ、紡錘形の方が生産性が良いかどうかは大いに怪しい、、、いや、怪しすぎるのですがw
ただ、あの形の方が、より薄く作れる気がするので、優秀な自動工作機械や設備はあるのに、とにかく資源がないという状況であれば、有利だと思うんですけどねぇ~、、、ま、根拠は薄弱です。

ちなみに、護衛艦~巡洋艦と主力戦艦~アンドロメダは、開発された時代背景とニーズの違いによるものだと思っています。
巡洋艦までは、ほぼゼロから最低限の艦艇数を揃える為にひたすら生産性が良く(???)、設計資源を流用できる紡錘形で。
主力戦艦からは、数の問題は巡洋艦以下のフネで一応解決の目処が立ち始めているので、ある程度贅沢に箱型、と。
まぁ、いつか書く予定の主力戦艦記事には、箱型でないと寸法制限に対して要求装備が収まり切らなかったからと書くつもりです(今のところ)。

防衛艦隊の戦術ドクトリンについては・・・同意したい点は一杯あるのですが、自分なりの考え方がまだまとまらないので、しばらく宿題にさせて下さい(^^;)

あ、それと2199の記事についてはすみません。
一応、昨日から『ふたログ』見ながら書いていたので。。。重複ご勘弁下さいm(__)m
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