妄想待合室

今日ね、病院に行ったんですよ。
毎度の事ながら、待合室はそりゃぁもう大混雑。
2時間も待たされたもんで、ぼぉーっと考え事してました。

『鈴木さぁん、鈴木太郎さぁ~ん。診察室へど~ぞ~』
『田中さぁん、田中次郎さぁ~ん。会計へど~ぞ~』

そんな受付アナウンスをエンドレスで聞いてるうち、ふと気付きました。
・・・そうだよな。病院ってフルネームで呼ばれちゃうんだよな。
で、ここに集まってる患者達は基本的に近隣の住人なんだよな。
プライバシーもへったくれもないな。

肛門科でフルネームで呼ばれるのだけは避けたいな。

い、いえね、わしは肛門科にかかったわけじゃないんですよ。
たたた、例えばの話で(汗)
今日のテーマは別にそこじゃないんです(滝汗)

どうしたら患者のプライバシーが守れるのか?という問題。

・・・仮名制にしてみる?

受付嬢『Aさぁ~ん、少女Aさぁ~ん。診察室へど~ぞ~』
   『Bさぁ~ん、老女Bさぁ~ん。会計へど~ぞ~』

・・・う~むむぅ。アルファベットは26文字しかないから無理か。
27人目からまたAに戻って、混乱をきたすに違いない。
しかもどことなく犯罪の匂いがして、ただでさえ重苦しい病院の雰囲気が一層暗くなるではないか。
なんかこう、プライバシーも守りつつ、明るくハッピーに、病院って楽しい所なんだ!と認識させる方法はないのか???
『今日は病院へ行く日だ!るんるん♪』
『ねぇママぁ~。病院へ連れてってヨォ』
『死ぬ前にもう一度だけ病院へ行きたいのぉ、ばぁさんや』
などという会話が当たり前のように交わされるほど病院がイメージアップされるにはどうしたらいいのか。

・・・芸名制にしてみる?
好きな芸能人の名前で診察券を作っていいことにするのだ。
その人になりきって、ちょっとしたコスプレ会場状態。

受付嬢『木村さぁ~ん、木村拓哉さぁ~ん。診察室へど~ぞ~』
(本名:山田信夫 36歳 彼女いない歴36年)
10秒チャージしながら診察室へ向かうキムタク。

『中山さぁ~ん、中山美穂さぁ~ん。会計へど~ぞ~』
(本名:戸田良子 45歳 主婦歴25年)
芸能レポーターを撒きながら会計へ向かうミポリン。

・・・う~む。この辺きっとカブりまくりだな。
キムタクとか百人位になりそうだし。
お年寄りも多いことだし、もっと選択肢を広げるか。
俳優、落語家、芸人、政治家なんでもありで。

『マリリンさぁ~ん、マリリン・モンローさぁ~ん。診察室へど~ぞ~』
どよめくおじぃちゃん達。

『三平さぁ~ん、林家三平さぁ~ん。会計へど~ぞ~』
ドッとわく待合室。

『松本さぁ~ん、ゴルゴ松本さぁ~ん。レントゲン室へど~ぞ~』
待合室全員起立で「ぁ命!」

『鈴木さぁ~ん、鈴木宗男さぁ~ん。証人喚問室へど~ぞ~』
ヤジが飛び交う中、泣きながら去って行く鈴木さん。

こうなったらアニメキャラもありだな。
『サザエさぁ~ん、フグ田サザエさぁ~ん。会計へど~ぞ~』
財布を忘れて愉快なサザエさん。

スポーツ界もありか。
『トルシエさぁ~ん、フィリップ・トルシエさぁ~ん。グラウンドへど~ぞ~』

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すいません。
許してください。
調子に乗って、踏み込んではいけない領域に足を踏み入れてしまいました。

34人の内の一人のくせに(泣)

だって待ち時間長くて退屈だったんだもん。しくしくしく。
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