もももすもももももももも

そういえば最近とんと果物を食べていない。実家に居た頃は食卓の片隅に必ず季節季節の果物が置いてあり、食後やおやつタイムに『すぐ食べられる状態で』出されていたので、特に何も考えず食べていたものだが。よく考えたら、いやよく考えなくても、果物が勝手に生えてきていたわけでもないし、自動的に皮が剥けていたわけでもないのだ。なんと甘えていたのだろう。家を出て初めて分かる母親のありがたさよ。そしてそれを当然だと思っていた自分の愚かさよ。などと、一人暮らしホヤホヤの青年のような悔恨の情と親への感謝の念にかられながら、桃を買った。果物の中では桃が一番好きだ。でも皮を剥くのが面倒くさい。母上は包丁の根元を使って器用にぺろーんと皮を剥いてたなぁ。ほいで身を食べやすい大きさに削ってガラスの器に盛ってくれてるそばから、手を出してつまみ食いしてよく怒られたよなぁ。ああ、桃食べたい。でも皮剥くの面倒くさい。母上剥いてくれないかなぁ。などと桃をじっと見つめている、ちっとも反省していないマスターなのでした。 お知らへとお願ひ
コメント ( 2 ) | Trackback ( )