脱殻コレクター

週末から姪っ子ちんがお泊りに来ていた。日曜の早朝仕事から帰宅してそっと部屋のドアを開け、わしのベッドでぐうぐう寝ている姪っ子ちんの姿を確認し、なんだかぬふぅ、と疲れも吹っ飛ぶ気分になる。世のお父さん方はこんなカンジなのかしら。んで一人でお疲れ一杯しつつ、時間になると酒臭い息のまま姪っ子ちんを叩き起こしてバイトに送り出す。やれやれ、散らかし屋さんが豪快に荒らしていった部屋の後片付けでもするかねえ、と見渡しても、着替えも膝掛けもきちんと畳まれているし漫画も本棚に戻してあるし、つーまーんーなーいー。唯一パジャマがでろれーんと床に脱皮されていたので、それをいそいそ回収しつつ、成長って嬉しいようで淋しいようで複雑なのねぇ、などとお母さん気分も味わう。そして爆睡。起きたら夜。自分は全く成長する気配のないマスターなのでした。