えんぎもん

時間というものは、あっという間に過ぎてしまうものだ。ぬらぬらまったり呑んでいたりすると、特に。一週間以上前からいそいそ豆を用意していたにもかかわらず、日付が変わりそうになって初めてギャッと気付いて大慌てで『鬼は外福は内鬼はふくわわわわわわ』などと超巻き巻きやっつけ豆まきを始めたりする。しかも御近所迷惑にならないようトーンを抑えたぼそぼそ声なので、なんとも覇気のない豆まきだ。さらに後の掃除のことを考えて、豪快に『蒔く』というよりは各部屋の隅にこっそり『置く』かんじの豆まき(豆おき?)なので、自分は一体何の儀式を行っている最中なのか途中で一瞬分からなくなったりもする。今年も口の中がもしゃもしゃになりながらもちゃんと歳の数だけ豆を食べましたよ、なマスターなのでした。
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