ンコ

近所のカフェの玄関先で放し飼いになってるインコ。鳥籠の扉が開け放されていて、出入り自由になっているのだ。人懐こそうなので近寄ってみると、つつつ、と絶妙な距離を置いて逃げる。あんたなんかに興味ないわよ、とでも言いたげに知らん顔をしてるくせに、たまにチラリとこちらを見たりして。可愛いやつめ。懲りずにぐぐぐ、と近寄ると、つつつ、と逃げる。ぐぐぐ、つつつ。ぐぐぐ、つつつ。そんなことを延々やって遊んでもらっていたのだが、これって恋に似ているな。追えば逃げる。逃げるから追う。手の届きそうで届かない、絶妙な距離感。などと知った風なコト言っている割にそんなもんとはとんと無縁なマスターなのでした。
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