部屋と漏水と私

えー、例のアレがナニした事件の顛末を御報告しようと思うのですが、一体何から書いていいものやら(汗)怨みつらみで長くならないよう、できるだけサクッと書くです、サクッと。まずは登場人物の紹介をばー。

【上の部屋の住人:A家】
・夫婦+子供2人+ポメラニアン1匹
・ちなみにこのマンションはペット不可
・しかもまるでしつけられておらず、1日中キャンキャン無駄吠えまくり
・A妻はかかと落としでドスドス歩く人
・子供はドスドス走り回る子
・でも子供と犬に罪はない。問題はお(略
・1日に何度も(夜中も)窓をすごい勢いでガラガラ開けたり閉めたりしている
・『静かにしてください』とお願いに行ったら、それをA妻から聞きつけたA夫が逆ギレして我が家に怒鳴り込んできたこともある
・A夫は『子供が走り回るのは当たり前』『子供のやることには我慢していただかないと』など数々の名言の持ち主

ああ・・・すでに怨み節だし(汗)でも、そんなカンジの一家です。サクッと、サクッと(汗)

【事件そにょ1】
・昨年9月、洗濯機の排水ホースが外れたままA妻が排水したため、我が家の天井及び壁にまで漏水
・A家加入の損害保険で、天井修繕工事代金と濡れた布団のクリーニング代金は賄われた
・壁修繕は保険適用外とのことなので、A家の負担になることを考慮して、壁修繕工事はあきらめた(そもそもA家が工事代を自腹で払うとも思えなかったが)
・1ヶ月にもわたる保険会社や工事業者とのやりとりは、こちらが全部やった
・なぜかといえば、加害者当人A妻は事故当日1度挨拶に来ただけでその後連絡さえ寄越さないで知らんぷりだから
・A夫はといえば1度も挨拶にすら来ないし
・んなわけで無事工事が終わってからも何の音沙汰もなく、まるで何事もなかったかのようなA家
・8年間清潔に大切にお手入れしてきた家を一瞬にして不潔極まりないものにされたショックや、膨大な時間と労力を割かねばならなかった苦痛もさることながら、『誠意って一体なんだろう…』という疑問と虚しさだけが残された事件であった

【事件そにょ2】
・そして10ヵ月後、まさかの漏水勃発アゲイン
・A家が前回の事故後、排水ホースを買い換えるなり業者にチェックを依頼するなりの対処を一切とっておらず、老朽化したホースをそのまま使い続けていたために、ついにホースが破れて今回の漏水が起こったという、衝撃の事実が発覚
・一度目は事故だと思って我慢したものの、今回のは認識の甘さと怠慢からくる明らかな人為的ミスであり、事故とすら呼べないシロモノ
・そして相変わらず謝りにも来ない、A夫妻
・っちゅうか、これってもう、A家ってもう、ありえないっしょーーーーー

というわけで、生まれて初めて弁護士事務所のドアを叩いたわしだったのでした。

冷静な話し合いができそうもない相手や、良識が通用しない相手である場合、弁護士を通す、というのはとても有効な手段なのだと実感したですよ。ぼったくられたらどうしよう、などと最初はガクガクブルブルだったのですが、とても親切で頼りがいがあっておまけに明朗会計の先生に出会えたおかげで、精神的に本当に楽になりましたです。
ほいで時間はかかりましたが、加害者からやっとこさ謝罪してもらい、工事代金(『さすがに2度もやられたんじゃ壁からカビくるねー』などと業者の人も心配していたこともあり、今回は壁の工事もやったので、その分の代金)も支払ってもらい、おかげさまで無事一件落着。まぁ弁護士が出てきたもんだから慌てて謝った、という感は否めませんでしたが。それでも反省はしてくれた模様です。
2度目の事件が起こったのが7月下旬。
お世話になった管理会社や弁護士さんへの御礼とご挨拶を済ませ、事件にまつわるアレコレがやっと全て完了したのが、9月1日。・・・長かった。実に長い1ヶ月でした。
長かったけど、関わった沢山の人々から色んなことを学んだし、いっぱい感謝しました。
それでも、『貴重な経験だった』と胸を張って言えるかと問われれば、微妙なのですが。得たものも確かに多かったけど、やっぱり、失ったものの方が断然多かったわけで。
まぁ、何年も後になってから振り返ってみて、『あぁ、あん時ゃわしもまだ青かったなぁ』などと苦笑いで思い返せればいいかなぁ、と思えるようになった今日この頃です。

そんなこんなの漏水事件簿でございました。ほぼ箇条書きだったけど(汗)
ご心配くだすってた方も別にそうでもなかった方も、おかげさまで無事解決しましたんで、どうぞご安心くらはいましです。ありがとうございましたーん。おしまい。

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