友人から “バンコク都に配水されている水道水が少し塩辛い” なんて、一報を貰いました。
どうやら、原因は海水が混入しているからのようです。 でも 笑っちゃいました ・・・
昨年10月から物品税局は保健省と、健康促進を目的に、塩分を一定量含んだ製品に課税する
「塩税」の導入を検討している最中ですからネ。(課税対象はインスタントラーメンや缶詰など)
タイの人で水道水を直接飲んだり、調理に使っている人がいますし、外国人だってお米を
研ぐ際は水道水を使用する人も多いでしょう。健康促進を目的に塩税の導入を図っても、
水道水から塩分の取得量が増えては、本末転倒で健康にも良いはずがありません。
バンコク都の水道水は、バンコクを縦断してタイ湾に流れ込んでいるチャオプラヤー川が
原水です。バンコク北に隣接しているパトムタニ県にあるサムレー取水所(河口から40キロ
上流)から取り入れられています。平地でもあるバンコクは、海抜1.5メートル前後ですので、
いくつかの条件が重なると、満潮時などには逆流してくる海水量が増えるらしいのです。
海水をサムレー取水所で浄水しても、海水が大量になると塩分が抜けないといいます。それで塩分が
濃くなってバンコク都の水道水が塩辛くなったと思われます。しかし40キロも遡って来るんですねぇ~
現在、水資源庁とバンコク都、そのほか関連部局が集結し対策を練っていると聞きました。
そもそも、タイの水道水は安全なのか? そんな疑問も湧いてきます。しかし何年も前からタイの水道
事情も かなり改善され、随分ときれいになっています。 特にバンコク市内の水道水は、WHO(世界
保健機構)が、水質100ppm 以下のものを飲料水と定めている基準に、浄水場の段階では
しっかりクリアしており(ppm値が平均90)、タイの水道水って、飲んでも大丈夫なんです。
<水道水の安全性を訴えるプラユット首相>
昔は蛇口から出る水道水を飲んで、或いは飲食店の氷などで下痢を起こしたりする人がいました。
が、今は聞かなくなりましたネ。3年前かな、“タイの水道水は大丈夫か” なんてテレビで論議
された際、プラユット首相 自ら水道水を飲んで、安全性をアピールしていたことがありました。
バンコクの水道事業は、1967年 (53年前)に首都圏水道公社の創業でスタートしましたが、
日本政府が大きく関わってきました。日本とバンコクの上水道整備事業協力は、1979年以降
41年に及んでいます。技術協力による水道技術移転や人材の育成、円借款による浄水場施設の
整備など、多岐にわたる支援を 国際協力機構(JICA)を通じて行なってきたそうです・・・
そんな話を聞くと、益々 タイの水道水は問題ないように感じてきますから不思議です(笑)。
でも安心だからと言って、観光客の方、タイの生活に慣れていない人、お子さんは飲料水を購入
して飲んで下さいネ。慣れていないと体調に変化が生じるかも知れません。私も購入しています。
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