21日の当ブログでフィリピンのジュビック・パグンサン選手(45歳)が、キャディ無しの
一人プレーで、二度目の優勝を果たしたことに触れましたが、なんと今度はタイ国のガン・
チャルングン選手(31歳)が、一人プレーでやってくれました。 22日に行なわれた「全米
オープン」の日本地区最終予選で、トータル14アンダーをマークし、トップ通過の快挙です。
なんでもハウスキャディの予約をし忘れて、急遽 セルフでのプレーになったようです。
パグンサン選手は、最初からセルフプレーと決めて試合に臨んでいますが、ガン選手の場合、
普通だったら慌ててしまうでしょうが、“集中してラウンドできた” と、アクシデントも
意に介さず、見事なプレーでのトップ通過でした。よくやり遂げた、大物ですよネ(笑)。
会場は「茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)7,090ヤード・パー72」でしたが、29人が
36ホールをストロークプレーで競いました。上位三人に入ったのは、2位で11アンダーの
永野竜太郎プロ(35歳)、3位 8アンダーの石川遼プロ(31歳)でした。石川遼プロは、
2021年以来、7度目の全米オープン参戦となり、二人は初の全米オープン出場となります。
シード権のある日本選手も居る29人の中、「全米オープン(6月15日開幕)」のたった三つ
しかない枠を、36ホールを担いて見事にゲットしたガン選手、スコアメイクだけでなく、体力
との戦いを強いられたでしょう。リタイヤも意識したそうですが、前半18ホールを5アンダーで
廻れたことから、しっかり36ホールを完走できたといいます。後半は「63」をマークし、
トータル14アンダーのトップ通過を果たしたわけですから “アッパレ!” ですよネ。
急遽のハプニングでしたけど、“そのぶん、自分のプレーに集中できたし、自分に
フォーカスしてプレーすることができた” と、話しています。「全米オープン」に
出場するという、大きな目標だったことが、土壇場で底力を発揮できたのでしょう。
カリフォルニア州ロサンゼルスCCで開催される123回目の「全米オープンゴルフ選手権」を、
31歳にして初めて舞台に上がるわけですが、日本で出場権をゲットしてもタイ国代表としての
出場になります。タイでは女子と違って、男子が米国ツアーの四大メジャーに出場する事は
滅多にありませんからタイ国でも注目されるでしょう。 ガン選手も、“簡単でないことも
分かっているけど、トップ10を目指す” と意気込みを語っています。 応援しましょう。
プロゴルファーだって、学生時代は、大半が「1人」ゴルフでしょう。
日本ではキャデイ人口が激減して、カート使用が多くなりましたが、4人カートのような不便な(クラブをもって走り回るような)ものでなく、パグンサン選手のような電動個人カートに切り替えるべきでしょう。
そもそも、カートに乗ってゴルフなんて、スポーツとは言えません。歩いてナンボでしょう。
以上の観点から、タイのワンプレーヤー&ワンキャデイー(強制カートも多い)システムは、ゴルフの本文を外れた邪道と言っていいでしょう。
タイのキャデイーフィー+チップも高騰してきました。今や、4000円は当たり前、チップだけで4000円をせがむようなキャデイもいます。
個人的には、タイのキャデイなら1000円の価値しか認めません。
ゴルフ本来の姿に戻り、GPS付き電動カートによる「1人ゴルフ」が望まれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Zey6XtbJ7tw&t=1580s