タイ南部で起きた爆破テロ、他のエリアは大丈夫ですよ！

　
　９日に発生したタイ南部パタニー市で発生した爆弾テロ事件。「また起きたか」と
同事件にはタイ人も鈍感になっているかも。タイ在住の外国人も そうかも知れません。

同事件は、タイを代表する企業、セントラル グループが運営するスーパー「Big C」が
テロの標的となりました。２度に渡って爆発が起き、58人の負傷者が確認されています。

　

店舗の一部と自動車、バイク約40台が破損しましたが、幸いにも死者は出ていません。
タイのメディアはこの規模の爆破で死者が出ていないのは珍しいと 書いていましたネ。

「Big C」のすぐ前に駐車していたピックアップトラックに爆弾が仕掛けられていましたが、昨日、
犯行に使われた同車持ち主の自営業・男性（45）の遺体がパタニー県内の水路で見つかりました。　
男性はパタニーの隣県ヤラー在住の仏教徒で、仕事に出かけた後 行方が分らなくなっていました。

　

タイ警察は犯人グループが男性を襲いピックアップトラックを奪って犯行におよんだ可能性が
高いとみて行方を追っています。同車を駐車した男はビッグCの駐車場に入る際、駐車場の

警備員に、細く開けた車窓の間から車の持ち主男性の身分証明証を渡していたようです。
警備員も男性と証明証の顔を よくチェックしていれば、防げた爆破事件かも知れません。

　

他の場所の防犯カメラの映像から、犯人は男４人以上で、そのうちの２人は2016年に南部で起きた
爆弾事件で指名手配されたイスラム教徒とみて、捜査を続けています。事件を受け、同エリアの商業
施設、政府機関は警戒を強化しています。被害に遭ったビッグCは５月いっぱい営業を停止するよう。

同事件が発生して すぐに 在タイ日本国大使館から在住邦人に『９日午後２時半頃、
パッタニー県内のBig C スーパーマーケットにおいて２件の爆発がありました。

　

このエリアは、外務省より危険情報「レベル３の渡航中止勧告」が出されているので、
どのような目的であれ 行くのは止めてください。』と注意喚起も出されていましたネ。
その危険情報はこちらから

この近辺に近づくことはNGですが、他のエリアへ観光で訪れることは問題ありませんからネ。

多くの外国人にも知られているように、タイ深南部（パタニー、ナラティワート、ヤラーの３県と
ソンクラー県の一部）では、住民の大半がマレー語方言を話すイスラム教徒です。昔から一部が

　

タイからの分離独立を掲げてきており、それが過激化し、タイ政府との武装抗争が続けられて
います。2004年以降、１万６千件を超えるテロが発生し、６千７百人以上が死亡しています。

今回の爆発事件も日本のメディアでは 大きく報道されましたが、このエリアに近づかなければ
問題ありませんので、ご安心を ・・・　計画があれば 予定通り 訪タイされて下さいナ。　　



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