前回、書いたように、当地では、左義長(とんど)の前触れとして、厚い木の板を叩きます。これを、コンコトと呼びます。
今年の「コンコト」は、降りしきる雪の中、神社の世話人が上がってこられました。午前3時45分から打ち始め、30分ほど続きました。あまり長く叩いていると、文句が出るそうです。いずれ当寺の除夜の鐘も目の敵にされるのでしょうかね。何を言われても無視しますが。
民法の不法行為について、受忍限度論というのがあります。簡単に言うと、
生きている以上、誰かに迷惑をかけられ、誰かに迷惑をかる。
その迷惑が我慢(受忍)の限度を超えたら不法行為になる。
という話です。つまり、その音が、平均的、客観的に観て、我慢の限度を超えるなら、音を出すのを止めろということです。
除夜の鐘やコンコトのように、1年に一度、1時間程度、昔からの風習として行っているものが、裁判所に不法行為と認定される確率は低いと思います。
今朝の鼓楼です。