境内の桜も、昨夜の雨でかなり散りました。雨の前に撮影した写真です。
年々歳々、花相い似たり 歳々年々、人同じからず
この詩は劉廷芝の「白頭(しらがあたま)を悲しむ翁に代わる」という唐詩から採られた言葉です。
少し長いのですが、引用してみます。
洛陽城東桃李花 洛陽城東 桃李の花
飛来飛去落誰家 飛び来たり飛び去って誰が家に落つる
洛陽女児好顔色 洛陽の女児 顔色好し
行逢落花長歎息 行く落花に逢うて長く歎息す
今年花落顔色改 今年花落ちて顔色改まり
明年花開復誰在 明年花開くも復た誰か在る
已見松柏摧為薪 已に見る 松柏の摧けて薪となるを
更聞桑田変成海 更に聞く 桑田(そうでん)の変じて海と成るを
古人無復洛城東 古人復(ま)た洛城の東に無く
今人還対落花風 今人還(ま)た対す 落花の風
年々歳々花相似 年々歳々、花相い似たり
歳々年々人不同 歳々年々人同じからず
寄言全盛紅顔子 言を寄す 全盛の紅顔の子
応憐半死白頭翁 応(まさ)に憐れむべし 半死の白頭の翁(おきな)
以下略
保育園のチューリップも綺麗に咲いています。