ソプラノ歌手 中川美和のブログ

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レッスン→合わせ

2009-10-14 23:55:31 | 歌のこと
私が高校生からついている師匠はバリトンの先生。今日はその奥さまのY子先生のレッスンでした。
私が、ほかにもお世話になっているコレペティの先生も男の先生なので、女性、しかもソプラノのY子先生にレッスンしていただくのは、ソプラノの私にとっては、やはり新鮮。
Y子先生にも、もうかれこれ6~7年くらい見て頂いています。

やはりリサイタルの曲を…ね、ということで、早速、『フィガロの結婚』のスザンナのアリア、
「とうとううれしい時がきた」の、有名な通常版と、めったに演奏されることのないウィーン版の2曲を見て頂きました。

スザンナを当たり役にされていたY子先生、その先生にスザンナを見て頂けるなんて、大変にありがたいのですが、喜びと同時に恐怖が・・・
ちょっと腰が引けるのはなぜ?(笑)

それにしても、Y子先生の記憶力はすごいなぁ・・・と、いつも感心してしまいます。

「アナタ、以前は△△な感じだったけど、今日は〇〇だわね~っ!」
と、よくおっしゃっるんですが、

・・・その「以前」っていうのは、もう何か月前のことだったか・・・?
私も記憶にない…

いやはや、すさまじい記憶力・・・

ウィーン版の方は、まあまあの出来でしたが、通常版がどうもイケてない私・・・


レッスンが終わり、ありがとうございました~とご挨拶してから、ちょっとおしゃべり。
の、後、

先生のご自宅を後にして、今度はそのままT音大へ…

次は、ピアニストのTさんと、やはりリサイタルの合わせ。

リサイタルって、初めての経験だから知らなかったんですが
こんなにも、歌い手とピアニストの2人で音楽を作り上げていく共同作業だったんですねー。

しみじみ痛感している今日この頃

たとえば、今日合わせた、『イドメネオ』イーリアのアリアで、

「ここの『ギリシャよ!』ってところ、ノンビブラートを使ってみたらどうですかぁ~?直前がオーボエでノンビブラートだから、そっちのが強調されて面白いかも。バロックとかでそういうやり方あるでしょ?試してみましょうよ!」
と、Tさん。
試しにやってみると、ああっ、絶対こっちのが良いねっ!
と、2人で盛り上がる。こういうことって、私一人じゃ思いつかないもの・・・うーん楽しい・・・

いやいや、こういう風に共同で音楽を作り上げていくという作業、お恥ずかしながら今まであまり経験がなかったんです・・・
この間、「岩の上の羊飼い」やったときも、クラリネットと合わせるの、楽しかったよなあ~。

次にTさんと合わせるのが本当に楽しみ
Tさん、次はどんな風に弾いてくるのかなー。


とりあえずこの次はコレぺティの先生のレッスンです。

がんばろー。

ところでTさんが教えてくれたんですけど、
メゾのマグダレーナ・コジェナーって、サイモン・ラトルの奥さんなんですってね。知らなんだ。





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