令和4年10月26日(水曜日)
今朝、『地元新聞』が届きました。地元・三芳地区を中心とした一部地域には『なかの哲朗市議会通信№30』を織り込んでいただきました。今後、市内各地に足を運び、その際にお届けしたいと考えています。手に取ってお読みくださるという方には、何らかの形でお届けしますので、ぜひご一報ください。
夜は、日田ライオンズクラブ 第1555回 10月第二例会に出席しました。卓話の講師は、大分県済生会日田病院の林田良三院長。「済生会日田病院の現状と公的医療機関としての今後の課題」と題するお話をお聞きしました。
「済生勅語」に始まる済生会の成り立ちから、創立110周年を迎えた済生会は全国に64,000人の職員を有する日本最大の社会福祉法人であることの紹介を経て、済生会日田病院が開院するまでの経緯やその役割について、話を進められました。
私は、市議会に議席を与えられるまで、済生会日田病院の事務部の職員でした。大分県西部医療圏唯一の公的病院であることは、当然に知った上で、約16年間勤務しました。
済生会は、全国に81の病院がありますが、二次医療圏内の公的医療機関の数が、1施設しかないのは、全国で日田病院だけという事実。そして、「地域医療支援病院」「地域がん診療連携拠点病院」「地域災害拠点病院」「へき地医療拠点病院」の4項目の指定を受けているのは、3施設しかなく、しかも、200床規模では日田病院しかないという事実は、最近になって知りました。
地域になくてはならない中核的な医療機関ですが、経営的にはかなり厳しいという現状を率直に述べられ、現在、最大の課題は経営の安定であることが示されました。済生会日田病院の自助努力はもちろん必要です。しかし、地域医療を守り抜くためには、それだけでは難しい面が多く、市議会の一般質問で取り上げたこともあります(令和3年12月定例会)。
開院以来、32年間、果たしてきた役割を広く市民の皆様に知っていただくことが大事です。今日の卓話は、院長先生の強い想いから実現したものです。