花隈城は、永禄10年(1567年)、織田信長が、中国地方に勢力をのばす手段として、摂津の有力武将の荒木村重に命じて築かせた平城である。城の地点は、海に面して突き出したハナクマの名の通りの台地で、海陸の要害地である。天守閣、隅櫓を備え、東西約350m,南北約200mの城であった。のち天正6年(1578年)荒木村重が織田信長に叛いたため花隈城は、池田信輝らに攻められて、天正8年(1580年)8月2日ついに落城した。現在、花隈城の本丸跡に地下は駐車場、地上は花隈公園となっている部分に花隈城址と石碑がある。また模擬天守台、模擬石垣が復元されている。
[所在地:兵庫県神戸市中央区花隈町(花隈公園)]
<アクセス>JR西日本/神戸線・元町駅下車徒歩約5分
▼花隈城址碑
▼模擬天守台
▼模擬石垣
▼模擬石垣
2014/05/24 訪城