先日、『小中学生に命と性を語ってみて』という由利本荘、にかほ地区で活動されてこられた保健師の能勢さんのお話し会に参加しました。性とは生きていくこと。命をつなげていくには今を生き抜いてもらうことです。子どもたちには素敵な大人になって欲しい。現代はストレス社会です。生きていくことが難しくなってきました。そんな中で自分を大事にできる人間を作るには、親は子どもにまず「” 愛してるよ” ”あなたのこと、大事だよ”。ということを伝えること。」と言われていました。
今後、彼女は自分の子供たちや周りの人へ” 生きること”を示すために老いていく姿を見せるのだと語っていました。きっと彼女の老いていく姿はキラキラしていると思います。やりたいことをやっている人は輝いています。
サティシュ・クマール氏をご存知でしょうか?なな色メール前号の私の記事最後にネットで見つけた
素敵な言葉として紹介させてもらっていました。あれは彼の言葉でした。「ナマケモノ倶楽部」で彼のDVD、書籍を紹介しています。彼は9歳にして出家しますが、1954年、18歳でガンジーの非暴力思想に魂を揺さぶられ、自ら僧衣を脱ぎ還俗します。その後、土地改革運動に携わりながら、現実世界での個人的精神性と社会的精神性の統合に想いを巡らせます。ヴィノーバから『バガヴァッド・ギーター』で説かれている自然と社会と利己の相関性・全体性について学び、後にサティシュの思想の根幹を成す「ソイル(土)・ソウル(心)・ソサエティ(社会)」論へと発展する。
「この世界が富と呼んでいるものは、私たちに幸せをもたらしてはいない。土(soil)と心(soul)と社会(society)がバラバラではいけない。環境問題を解決するためにまず、自分の食卓から見直そう。どう眠るか、どう歩くかも大切。」と。(歩くとは経験すること)
私はこのナマケモノ倶楽部のことはセバン・スズキ(リオで若干12歳の時に環境問題を訴える伝説のスピーチをした少女)やハチドリの本をここで購入しており、知っていたのですが、この度もっと応援していこうと会員となりました。
ハチドリのひとしずく
森が燃えていました
森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
でもクリキンディという名の ハチドリだけは いったりきたり
くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます
動物たちがそれを見て 「そんなことをして いったい何になるんだ」 といって笑います
クリキンディは こう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」