なな色メール 

シュタイナーの勉強会の仲間と始めたニュースレター。ブログでもその一部をご紹介していきたいと思います。

『非暴力・平和・糸車 ガンジーに学ぶこれからの生き方』片山佳代子著~

2014年11月13日 | ともこ
秋田、大仙市にお住まいで、以前インドにいらっしゃった時に出会ったガンジーの思想を伝えることをライフワークとし、講演活動、糸紡ぎのワークショップをされていらっしゃいます。

片山さんのことばを抜粋します。

「今あるのは行き過ぎた便利さではないでしょうか。その結果、お金さえあれば一人で何でもできると思い込んでしまい、感謝を忘れた不幸な私たちがここに存在すると思うのです。ガンジーはそのことを見抜いていたから、手仕事の普及に全力を注いだのです。糸を紡ぐ一時間は、自己を浄化する一時間であるとして、糸紡ぎを勧めました。」


労働について・・・

「ガンジーは、『子どもを育て、家庭を維持管理していくことは、女性がその全エネルギーを費やさねばならないほどの十分な仕事である。』と主張して、工場などで女性が働くことをやめさせなければならないと考えていましたが、それは女性を差別しての考えではなく、女性に本来の仕事に目覚めてもらいたかったからです。男性についても同様で、農村で様々な農業や手工業に従事するのが本来の人間の生き方であると主張しました。

・・・中略・・・

母親が仕事に出ている家庭であれば、女性が家事・育児と仕事に忙殺されるのはよくありません。耕すこともしない男性が、外で働く女性たちに家事・育児を一方的に押し付けていれば、女性にとって家事がイヤなものになるでしょう。ガンジーが自ら率先して糸を紡いだように、今の日本であればさしずめ、家族みんなで料理をするというのが『男は耕し、女は織る』に至る第一歩だと私は思います。」


男女同権について・・・

「女性の地位が向上したことは喜ばしいことです。しかし、『平等という鍵を手に入れて檻を開けた女性たちは、男性たちが入っているもっと大きな檻の中に出てきただけだった』という指摘があります。」

「戦士にならないで。」

「子どもと共に生きる今を楽しむこと」と。



今、フルタイムの仕事をしていますが、もう少し、ゆとりが欲しいです・・・。
家事はすごく・・・放棄させていただいています。・・・仕事中心になってるのですが、楽しいといえば楽しいのですが、本当に、ゆとりが欲しいです。

精神的に、体力的に、同僚たちがガタがきています。・・・・頑張れって、これ以上言えないです。

ともこ

リトルターンのように

2014年11月02日 | ともこ
かれこれ17年前、私が秋田に来て最初の家族で行った行楽の場がにかほ高原のジャージー牧場でした。そこへは子どもたちが小さいころは定期的に訪れていました。

今はバーベキューハウスや動物とのふれ合いスペース、ミニコンサートのイベントなども、と発展を遂げていますが、私個人としては6,7年程前のもう少し素朴なピアノを置いたカントリールームがただ隣接されているだけというくらいの風情が好きでした。

青紫の色調を多用したイラストが素敵な『LITTLE TERN』(リトルターン)ブルック・ニューマン作、五木寛之訳の小さな本に出会ったのもその頃でした。(リサ・ダークスという人の絵が本当に素敵です。)
 
ある日突然、飛翔できなくなったリトルターン(あじさし)がその喪失のうちに“旅”へとライフシフトを変え、その間に出会った自己の感情、友人たちとの関係、友情が描かれています。今、私は精神科疾患の方と仕事で関わっています。壊れた自身を自覚しているリトルターンが彼に重なります。

今年の3月から訪問看護ステーションに勤務となりました。訪問看護の仕事は、医療依存度が高い状態でも在宅(自宅)で生活を続けられるように、地域の介護保険サービスの利用、また医療機関との架け橋の役割もします。

脳梗塞などの病気となり急性期を過ぎて病院での治療が終了した後どうすれば住み慣れた家で自分らしく暮らしていけるか、在宅でのリハビリ(予防的なものから病院のOTの計画に基づいたものまで)、ターミナル期(治療の限界のため積極的治療は求めず、病院ではなくご自宅で穏やかに最期を迎えたいという方のための緩和ケア)などです。

今私のいる訪問看護ステーションは、すでに数年前からのプロジェクトにより、複合型多機能施設と一体型の事業所へとなったのです。それと秋田県内では初めての定期巡回訪問介護・訪問看護という事業所も併設しています。

地域に密着したサービスも色々あるのですね。毎日勉強になります。

それとともに今まで苦手意識のあった精神疾患の方への看護の担当もすることになりました。8月末には全国訪問看護協会による研修を仙台へ3泊4日かけて受けてきました。支援のための訪問看護師の存在意義がよく理解できて学びとなりました。“待つ姿勢が大事”“聞き役に回る”これは私の一生の課題!

訪問看護師の仕事は、今まで学んできたすべてを発揮できる場できるやりがいを感じられる仕事です。ただ、家庭にも影響が大きく、家族にも様々手伝ってもらっていて、本当に感謝しなくてはと思っています。

リトルターンは毎日をひたむきに生きることで、大切な自分を取り戻していきます。私も毎日の出会いと別れを大切にひたむきに生きていきたいです。

ともこ

『非暴力・平和・糸車 ガンジーに学ぶこれからの生き方』片山佳代子著~

2014年11月02日 | ともこ
秋田、大仙市にお住まいで、以前インドにいらっしゃった時に出会ったガンジーの思想を伝えることをライフワークとし、講演活動、糸紡ぎのワークショップをされていらっしゃいます。

片山さんのことばを抜粋します。

「今あるのは行き過ぎた便利さではないでしょうか。その結果、お金さえあれば一人で何でもできると思い込んでしまい、感謝を忘れた不幸な私たちがここに存在すると思うのです。ガンジーはそのことを見抜いていたから、手仕事の普及に全力を注いだのです。糸を紡ぐ一時間は、自己を浄化する一時間であるとして、糸紡ぎを勧めました。」


労働について・・・

「ガンジーは、『子どもを育て、家庭を維持管理していくことは、女性がその全エネルギーを費やさねばならないほどの十分な仕事である。』と主張して、工場などで女性が働くことをやめさせなければならないと考えていましたが、それは女性を差別しての考えではなく、女性に本来の仕事に目覚めてもらいたかったからです。男性についても同様で、農村で様々な農業や手工業に従事するのが本来の人間の生き方であると主張しました。

・・・中略・・・

母親が仕事に出ている家庭であれば、女性が家事・育児と仕事に忙殺されるのはよくありません。耕すこともしない男性が、外で働く女性たちに家事・育児を一方的に押し付けていれば、女性にとって家事がイヤなものになるでしょう。ガンジーが自ら率先して糸を紡いだように、今の日本であればさしずめ、家族みんなで料理をするというのが『男は耕し、女は織る』に至る第一歩だと私は思います。」


男女同権について・・・

「女性の地位が向上したことは喜ばしいことです。しかし、『平等という鍵を手に入れて檻を開けた女性たちは、男性たちが入っているもっと大きな檻の中に出てきただけだった』という指摘があります。」

「戦士にならないで。」

「子どもと共に生きる今を楽しむこと」と。



今、フルタイムの仕事をしていますが、もう少し、ゆとりが欲しいです・・・。
家事はすごく・・・放棄させていただいています。・・・仕事中心になってるのですが、楽しいといえば楽しいのですが、本当に、ゆとりが欲しいです。

精神的に、体力的に、同僚たちがガタがきています。・・・・頑張れって、これ以上言えないです。

ともこ

降りていく思想―ナマケモノ倶楽部とガンジーと昌益

2014年11月02日 | ともこ
『つながるあきた地宝プロジェクトチーム』(以降「つながるあきた」)のその後。仕事の多忙にて私はほぼ活動できなかったことは今年の残念大賞3つのうちの1つです。
最も残念な出来事は愛猫の死…。

1年半の付き合いでしたが、未だにすごく大きなスペースを私の中に占めています。変な猫でした。風来坊なあいつは夜帰ってこない日もあり、来たいときにやって来て、対等な関係だったような感じがします。食糧はこちらが与えていたけれど。事故で片足を無くしても2階の窓から出入りしていました。私にはジャニーズのKAT-TUNの亀梨和也風に見えていました。(大島弓子の漫画をご想像ください)

さて「つながるあきた」ですが、春には男鹿の大竜寺のイベント『スケッチャ・オブ・ミャーク』(宮古島のおばあが主役)上映会でフードを担当し、月一回の座談会を持っていました。「te-to-te」という食品を扱う活動時のグループも出来ています。

糸紡ぎの手作業をレクチャーする会も県内で持たれていらっしゃる大仙市にお住まいの片山佳代子さんをご存知の方もいらっしゃると思いますが、ガンジー思想の書籍を書いていらっしゃいます。彼女は安藤昌益の活動にも加わっています。(江戸時代に「直耕、直織」=「自ら耕し、自ら織ること」の重要性を説いた人物)

この秋、「安藤昌益を世界に広める会が秋田での国民文化祭に、大館にてナマケモノ倶楽部の辻信一さんをよんでの講演会を催しました。私は仕事の調整も上手く出来ず残念ながらお会いし損ねました。“人は何のために生きるのか?”という質問に「人に与えるため」と答えられていたとのこと。

初夏から8月中、つながるあきたで秋田県内数箇所でのナマケモノ倶楽部の映画、『川口唯一の「自然農という生き方」』のリレー上映をしました。実は、このナマケモノ倶楽部のゆっくりノートから出来たDVDの上映会は、つながるあきたの次のステップの活動として私が提案していたものでもありました。

メンバーの中ではファームガーデンたそがれの菊地さんなどは、ナマケモノ倶楽部を良くわかっていらっしゃり、北秋田市での上映会は大盛況となったようでした。森のテラスという所は、環境もとても緑が多くて素敵なところのようでした。

横手での上映会ではトランジションあきたの方に協力を依頼しました。なかなか参加者は募れず集客率は不良でしたが、ここに集まった方とは色んな考えをシェア出来て、今後も大切にしていきたい方々との出会いでした。NPOの世話役をしている方、湯沢市で自然農の田甫をされている方など。

イベントを興すには本当に情熱とエネルギーが必要です。本当は、ナマケモノ倶楽部のゆっくりノートシリーズの他のDVDサティシュ・クマール氏のものや、その他、沖縄の米軍基地問題の『標的の村』なども上映会を出来たらと思っていたのですが。

辻さんがいらしていた15日、潟上市(菊地さんの地区)で急遽、『ヴァンダナ・シヴァの「いのちの種を抱きしめて」』の上映会が催されたのでした。(これも私は不参加・・・。)

春に少しやってみた私の自然農法の畑は、仕事の多忙さにかまけていたら本当に雑草まみれで家族がご近所に恥ずかしいからとあまりに言うので止めました。ゴールデンウィークにジャニス・ジョブリンをかけながら泣く泣く草むしりと畝崩しをして土地を返しました。

ファームガーデンたそがれのKさん、ブログの中に不自然さの奇妙さについて書いた後「ついでに言っとく、人の生き死にもだ。」というくだり、私の琴線に触れたポイントです。

彼の田んぼが稲刈りの時期に泥濘が強く、人手が必要だと窮地の知らせが先日あり、微力ながら稲刈りを手伝わせていただきました。最初は男性陣のグループに混ざり、黙々と作業に集中していました。農薬を用いない田んぼにはトンボやカエル、カマキリが楽しそうに暮らしていました。私も裸足で地球に嵌って来ました。気持ちよかった~♫リフレッシュできました!帰りの道中では、すっごく年下のかわいいボーイフレンドができました。

我が家の新顔ミトンも連れて行きたかったです。本名:ミトンの亮、人呼んでミーすけ、生後3ヶ月のやんちゃな仔猫です。この子は『タイタニック』の頃か、まだテレビのホームコメディものに出ていた頃の初々しい” レオ様”(レオナルド・ディカプリオ)っぽいかも!!


ともこ