ホームページなどでも下地処理の大切さを伝えておりますが、改めてご説明させていただきます。
というのも、お客様から最近よくお聞きするのが、「高い塗料でいいから、長持ちする塗料がいいのかね?」や、営業の方が「高い塗料を使えば、塗り替え回数を減らせるのでお勧めです」と言われたという事でご質問をお受け致します。
これは、木造住宅、鉄骨造住宅などではありかも知れません。但し、地盤が安定しており、揺れが少ない場所でのお話しだと思います。
沖縄での主流になっている住宅は鉄筋コンクリート造になります。
築年数にもよりますが塗料が大事と言うのも、もちろんですが、いかに補修を長持ちさせるかが一番重要で塗料は保護や美観の事で意味合いが違います。
下地補修は当たり前と言われる人もいますが、簡単に当たり前と言われるほど簡単な事ではないです。 徹底して、補修材料を試験したり、土木関係(ダムや橋)の材料を使用したり、使い勝手の良しあしなどを比べて初めて現場で使用します。 また、何年も前に塗装した場所の補修箇所を確認したりなど実際の持ちを比べます。
特に、コンクリートの場合は、中性化が進むと中の鉄筋が腐食してコンクリートを剥落させます。
砂の上に塗装しても意味がない様に建物は綺麗にして塗装をする事が大事な家を長持ちさせる事になります。