沖縄塗装工業

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 鉄筋コンクリート造と木造住宅の差とは・・・塗り替えサイクルから考える・再掲載

2021年03月18日 08時11分34秒 | 日記
 沖縄では、鉄筋コンクリート住宅が主流で県内においても、8~9割近くがRC造(鉄筋コンクリート造)になり、木造住宅は1割程度でしたが、近年は、木造住宅の建築も多く見受けられます。 

 まず、RC造(鉄筋コンクリート造・以下略)は、工事期間、工事費用を考えると木造住宅に比べ、費用は違ってきます。  あくまで、大雑把にはなりますが、木造で2000万円の物であれば、RC造では3000万円となるぐらい建築費用もそうですが、工期も大幅に違います。
 では、何故沖縄ではRC造が多いのでか?以前にも、お話ししましたが、やはり、台風対策の面とシロアリの被害が大きい事が原因になります。
 近年の木造住宅では、この2つの対策をしており、値段も抑えられるので木造住宅が増加傾向にあります。
 
 ※写真と文面は関係ありません 
今回の本題ですが、塗り替えのサイクル(外壁塗装の周期)で考えてみましょう。    木造住宅の塗り替えでは、一般的に10年~15年に1回の塗り替えが必要とされています。 構造の問題もありますが、コーキングなどの打ち替えなどの必要性があり、切れてしますと漏水?(2次防水があります)とはなりませんが長年、放置すると雨漏りにつながります。 それらを踏まえやはり、10年~15年程度では塗り替えが望ましいとなります。(あくまでも一般的な考えで、高耐候のコーキング&塗装という考えもあります)

 それでは、RC造においての塗り替えサイクルを考えまてみましょう。何年で塗り替えという定義などはありませんが、雨漏りがないという前提であれば、20年~25年位のサイクルになります。 また、実際に塗り替えを行った物件もその位の時期が一般的だと思われます。(個人的な意見ですが・・)
 
 先程のお話しを見比べてみると、木造住宅(10年~15年)、RC造(20年~25年)となります。 単純に50年の歳月を比べると、木造住宅(4~5回の塗り替え)、RC造(1~2回の塗り替え)となります。
 また、資産価値においても、木造住宅の法的対応年数は22年、RC造47年と大きく開きがでます。 あくまでも、価値的な意味合いなので、住む事にたいしてはどちらも問題はないのですが、受け継いでゆくという意味でもRC造が良いと思います。 火災保険なども、RC造であれば、木造住宅のおおよそ半分ぐらいの費用で収まります。 
 初期費用での差はありますが、こういった費用も掛かりますので木造、RC造どちらにしても良い点はありますので、ご参考までに!
 長くなりましが、あくまでも個人的な意見であり、一般的な建物の話ですので、新築から高耐久の建物などもありますので色々お調べください。
  
 
 

アクリル塗料はダメ!いやいや、普通に使いますから(ネットではダメダメと言われてますが)

2021年03月13日 16時03分18秒 | 日記
 さて、以前にも書き込みましたが、アクリル塗料のお話しです。 あくまでも個人的な感想ですのでご了承ください。(違うと言われても困るので・・・)
 塗り替えでは、アクリル塗料は使わないで下さい・・など、よくネットで表記されているのを見かけます。 
 何故なのか?・・・沖縄では立地にもよりますが、早い場合では、1~2年位でのチョーキング現象が発生します。よく持っても3年位かな(経験上、個人的な意見です)日が当てらない場所は別ですが。
 
 まずは、簡単にアクリル塗料のダメな説明を、チョーキング現象(壁のペンキが擦ると、チョークみたいに粉がでる)が早く発生しますが=塗り替えではありません。  あくまでも、表面が劣化してきている一つの目安と考えて下さい。 では、あと一つの説明として、メーカー表示の耐候年数とは、アクリル塗料は、3~5年程度とありますがこれも、艶がどのくらい持つかどうかの試験を受けた結果の分類訳になります。

 やっぱり、長く艶がある方がいいですよね~。 ですが、新築(沖縄の場合が正しいかも)では今でもよく使用しています。 それは、コンクリートの建物が多い為、コンクリートの収縮があり新築から、10年から15年はひび割れが起きる事を前提にしているのかと思います。 コストが高い塗料を使用してもひび割れが発生する事と、コンクリート造は費用も高く、最終的に、アクリル塗料(予算的に・・・)となる事も・・・
また、外壁塗装(塗り替え)では使用するな!と言われる所以として、通常の戸建てであれば(㎡数が少ない)、使用缶数が少ないので、ラジカル制御シリコンとアクリル塗料で比較しても、金額的にそんなに大差がありません。 そのような理由でがあり、外壁塗装はシリコンという考えが現在の主流になります。

 これだけ、お話しを聞くとあまり使用したくないですね。 しかし、部分的な補修(雨漏りなどや増築)であれば、その使用がベスト(安く済む)と言えます。 例えば、部分的に耐候性の高い塗料を使用すると、いずれ、全体の塗装となったら不具合がおきる可能性もあります。(塗膜が劣化していれば問題ないですが)
 まあ、分かる人がやっていれば、プライマーを変えるなり色々ありますが・・置いといて

 先程のお話しもありましたが、新築のコンクリート住宅はコンクリートの収縮の可能性も考慮してアクリル塗料で、外壁塗装(塗り替え)の際にシリコンが良いでしょう。
 しかし、一般的なアパートで10年程度で塗り替えを行うのであればアクリル塗料と言う選択もあります。 定期的な保護をしている状態なのでアクリル塗料でも十分な成果があると思います。 問題は、ひび割れを放置する事がダメージになるので保護する塗料が決定的な事を左右するわけではありません。
最後に長文で失礼しました、これらの考えとしてはあくまでもコンクリート住宅の考えになりますので宜しくお願い致します。(個人的な意見です)
 


アルファー・ゾルGを注入!!!

2021年03月12日 16時31分24秒 | 日記

今回はアルファー・ゾルGという、高圧注入止水工法を行いました。

こちらのクラック(ひび割れ)
内部の壁まで貫通してひび割れしています
当然貫通してるので、雨漏りもしています。

そこで今回はひび割れの中に液体を注入し固めて、雨漏りを防ぎます!!!

まず最初にクラック(ひび割れ)から少し離して、ななめにクラックに向けて穴をあけていきます。


次に、アンカー(注入する入口)を設置していきます。

設置が終わると、特殊な機械で注入していきます。
ひび割れから、液体をわざと出していきます。


ひび割れから全体的にでてきたら施工完了です!!!

見えずらいですが、外側の壁にも徐々に液体がでてきました。


説明がわかりずらくてすいませんΣ(゚Д゚)
次はわかりやすく動画で投稿したいと思います( ;∀;)


アパート・マンション塗装の手引き・・・パート3・・御見積もりの見方・取り方

2021年03月06日 11時36分19秒 | 日記
 共同住宅においての、相見積もりの取り方とはどういうものでしょうか?
相見積もりとは、2~3社程度御見積もりを取り、金額を比較します。 重要なのは、やっぱり金額です。 
 
 あれ、前と言っている事が違う・・・と言うわけではありません。 あくまでも金額を基本に塗装の仕様などを踏まえ考えてください。 
 安かろう悪かろうではダメですが高いが、必ずしも良い工事と言うわけでもありませんが、まずは、塗料のランクを合わせて比較します。
 A社アクリル塗料、B社シリコン塗料、C社ラジカル抑制塗料で見積もりが来てしまったら、比較ができません。
※塗料のランク(耐久性=艶持ちの長さ、あくまでも試験結果です)
 参考までに、個人的な意見ですが、相見積もりではラジカル抑制シリコンなどが多く見受けられます。 ※個人的な感想です=たまに噛みつかれるので(笑)

 また、会社によっては、オリジナル塗料や責任施工(講習などで認可を受けた会社だけが扱える物)の塗料などもありますが、そういった塗料にも同等品の塗料がある物もありますのでこれらは、各社にお伝えして相談されたほうが良いでしょう。 
 補修などは、各社個性がでるので合わせるのは難しいと思いますが、工法などそれぞれ確認してください。
 
 また、大規模修繕工事では、安全対策も重要な点です。 足場の占有許可、労働基準監督署などの申請、足場組立時に出てくる問題対策など・・・御見積りを拝見する際には、必ず質問したほうが良いでしょう。 大規模修繕工事では、経験がある、ないでは想定外の事があった際には対応ができません。
 私共も、個人の住宅から、大規模修繕工事までやってきましたが、最初からできていた訳ではありません。 色々な失敗もありましたので一概に経験があるから良いというのは違いますが、詳細など細かい点では、お見積りで差がでるかも知れません。 (個人的な感想なので、参考までに)
 
 

マンション・アパート塗装の手引き・・・パート2 足場を組むなら・・・

2021年03月06日 10時49分44秒 | 日記
 前回に引き続き、マンション・アパート(共同住宅)の外壁塗装の手引きですが、今回は、足場についてです。 もちろんですが、私共は足場屋さんではないのですが、足場屋さんがいないと塗装も何もできません。 足場屋さんがあってこその私達です。 
 その足場ですが、塗り替えするにおいて建物の周囲を囲いますので、いつもは届かない所に手が届きます。(防犯の意味でも気を付けないといけません)
 管理組合や賃貸物件の修繕を計画するにあたり、「ど~せ、足場を組むなら○○も修繕を検討しよう」・・と言う考えも必要です。
 例えば、水道管に鋼管を使用されている場合は、サビが発生していますが、塗装では錆止め塗料も塗りますが、あくまで延命治療にしかなりません。 表面の錆だけであれば良いのですが、中の水道管もサビている場合がほとんどなので交換をお勧めしています。 
 築年数にもよりますが、足場を組むというのは、普段届かない場所も届くので、ガス管、水道管、電気の配線、空調の室外機など、通常であれば、部分的な足場、又は、スカイマスター(上下に動ける車)などを使用しなければできません。(その分費用も掛かります) ・・・であれば、と言う話になりますが、塗装だけではなく、建物を総合的に考える事が大事になります。
 
 今、申し上げたことは、多分、「当たり前でしょ」と言われる方もいるかも知れませんが、急に管理組合の理事になられたリ、建物の管理をする事になったりすると、やはり、焦ってしまいますので一般的な事を書かせていただきました。 まずは、焦らずにコーヒーを飲みながら・・・さて、来年の塗装はどうするか?ぐらい余裕を持ち、少しでも参考して頂ければ幸いです。