夢屋だより

那須高原・古民家のカフェ夢屋より、カフェの新着情報・染め織りの記録、その他つれづれ日記などをupします。

十箱でもあげます。

2009年03月12日 | ゆるゆる日記

雀さん、無事高校卒業しました~!

思えば長いようで短かった高校生活。しんみりとするところがあります。

朝、いつものように信金の前で車を降りて、いつものように交通整理のおじさんと立ち話。「もう顔見れんのか~、寂しいな・・・。」という言葉に卒業を実感しました。名前も知らないけど、3年間ありがとうございました。いつか、「よく那須のほうに遊びに行く」と言っていました。夢屋のこと話したけど、覚えてるかな。遊びにきてくれるといいな。

卒業式は特に盛り上がることなく、しめやかに進みました。

しかし、雀さんに大きな誤算が!

前日雀さんはクロカン仲間と4年ぶりに、クロスカントリースキーやってきてしまったんです。場所は石川遼君がクロカントレーニングに来たという(ホントか?)、奥鬼怒の某ゴルフ場。そのせいか、レストランのメニューがグレードアップしてた。

「4年ぶりだけど、30分もやればカンが戻るだろう」と思っていましたがこれが大違い。ちゃんと板に乗れないわ、腰痛いわ、こけるわで大変なことに。よくこんなに細いモノにのっていたなと我ながら感心します。おまけに3キロコースは今はなく、5キロコースを辿ることになり、筋肉痛やら打撲やら、体のそこら中が痛い。楽しかったんですけどね。なんせ曲げ伸ばしが辛い。

そんな中、「生徒職員、起立!礼!着席!」が繰り返されるわけですよ。ほんとに、誤解だとは思うけど悪意を感じました。そして校長式辞と来賓式辞の長いこと長いこと・・・。夢見ましたよ雀。結構壮大な夢見ましたよ。

式が終わり教室へ帰ると、最後のLHR。担任の先生はただ、「私より先に死なないでください。」と。担任お疲れさまでした。定年を前に最後のクラス、かなり大変だったと思います。雀の組は、学年の問題児を押し込めたクラスでした。その一人に「先生が死んだら線香一本あげにきて。」と言ったところ「一箱でもあげてやるよ。」と言われたといって喜んでいた・・・。

そして副担から青森の「奇跡のリンゴ」のプレゼント。なんでも完全無農薬で育てた超貴重なものなのだとか。「皆さんはこのリンゴです。この高校というフカフカの土壌で大切に育てられた、絶対に腐らない奇跡のリンゴです。」

本当に貴重で、手を尽くして(なにやったの?!)やっと10個手に入れたそう。まだ若いのに、かなりイタイ支出だったと思います。一人4分の1づつ、芯まで甘い最高のリンゴでした。

担任からも一人一個づつ、ケーキのお祝いが。でもそれがなくても、これ以上ないクラスだったと思います。かなり問題もあったし、進学率を基準とする学校にはダメクラスだったでしょうが、雀はこのクラスで本当に良かったと思いました。