怒濤の学年末試験が過ぎ去りました。
ん~・・・
ま、
いいんじゃないでしょうか。
哲学は確実に落とした感じがいたしますが、後はなんとかとれたように思えなくもないです。
雀あまりにも馬鹿なので、大学の近くに住んでいる友人の家で勉強合宿させて頂きました。もうほんとに有り難うございました。
ただその友人、雀が行ったその日に39度の熱を出して寝込んでしまい、ほぼ全日看病しておりました。
年下の兄弟とかいないので、誰かを看病するのがかなり新鮮でした。何を食べさせればいいのかよく分からないので、とりあえずポカリとC1000飲ませてプリン食べさせました。あの看病で治った君はすごいぞ。
さてその試験期間中に、江古田校舎で『桜の園』の公演がありました。改修工事が進む江古田校舎の歴史ある中講堂が建て替えられるため、「SAYONARA中講堂」という企画で一年間様々な公演が催されてきました。そのラストを飾るのがこの『桜の園』。
日芸の卒業生であるプロの役者さんや在校生が出演しており、本番は多数の入客があるため在学者の観劇はゲネプロのみ。これは観ないといかんでしょう。試験とか気にしてる場合ではないでしょう。
ということで久しぶりに江古田、行ってきました。
・・・・あれ、降りる駅間違えた?
ってくらい変わってた!駅が!
すっかり新しくなっちゃって・・・隣の東長崎駅とほとんど同じ作りで・・・豆腐に目鼻・・・
やっぱりね、新しくすれば良いってもんではないなと。
例え南口から北口へ構内を通り抜けられなくても、たくさんの人が歩いて削れた石の階段がよかったなぁと、なんの面白みもない新しい階段降りながら思いました。
駅出て校舎への道のりでも、改めて「町に似合ってねぇ!」と実感するそのフォルム。
でもきっと便利に使わせて頂くんだろうな。悲しいくらい便利なんだろうな。
ちょっと落ち込んで校舎到着。例によって早く着きすぎ、時間をつぶすことに。
中講堂の前、道を挟んで反対側にすっごく小さな古本屋があり、ずっと気になっていたので入ってみました。
ん~・・・狭い!
人ひとり横向きで通れるか通れないかの本棚と本棚の間に所狭しと本が積み重なっており、いったい二人以上の来客に対応する気はあるのかというような店内。
わりと新しい本から、どっから掘り出してきた?というような古書まであって、全く飽きないです。そして買わなくても怒られなそうな雰囲気がすてき。
そこに恐れていた事態が発生。二人目の来店者が!しかも雀のいる通路の突き当たりにある、カウンターの店員さんに用がありそうな様子。
もちろんすれ違えないですし、どっちいっても狭い。一瞬の逡巡の後、意を決して更に奥へ進み、スペースを空けることに。
本棚の後ろに回り込み聞き耳をたてると、
「すみませーん、ここ何時まで開いてますか?」
「9時までです。」
「そうですかー、また来まーす。」
それだけかい!入り口で聞け!
狭いし、どこにあるか分からない不便な陳列だけど、やっぱりずっと残っていてほしいなと思える店です。ある種のセンチメンタルだとは思いますが、豆腐みたいな味気ない店は増えすぎていると思った一日でした。