夢屋だより

那須高原・古民家のカフェ夢屋より、カフェの新着情報・染め織りの記録、その他つれづれ日記などをupします。

家宝にするべ。

2007年07月07日 | 舞台・映画話

スーパーで不思議な商品を見つけました。

『減塩しお』・・・なんとも矛盾しまくりなネーミング。ってか減塩したいなら塩使うなや。

さて今日は市民ホールでの、映画『フラガール』の上映会にいってきました。ひとりたったの500円。しかもバレエの先生がタダ券をくださいました。感謝感激雨霰。

すっごくよかったです。感動です。

いつも雀は映画を観てもそんなに泣きません。泣いても文字通り「雀の涙ほど」です。ですから、「全米が泣いた!」の80パーセントは嘘だと思っています。

でもこの映画は泣きました。なんかすごく泣けました。なんででしょう。“泣き”のツボにポコッとはまる感じです。

舞台が福島県だからかもしれません。あの福島なまりが、雀の暮らす栃木なまりにすごく似ていたので、よけいに感情移入しました。

東京とかの方ならそうは成らないのかもしれませんが、うつるんですよ。なまりが。観終わってしばらくはイントネーションが変になります。

でも、なまりっていいなぁと思いました。栃木でも若い人はもうあまりなまり言葉は使いませんが、友達と話していたりするとポロッと出てくるんです。それがなんともいえない良さがあるんですよ。いっきに、こうパッと田圃の緑が眼前に広がるような・・・。これがなくなったら寂しいです。大事にしていきたいですね。

ちなみに、雀が訛るのは嘘をついているときです。「あのぉ~昨日はぁ~なん~か徳川埋蔵金を発見してぇ~ど~するべぇとか悩んでたらぁ~宿題する時間がな~っくなっちゃたんですよぉ~。」分かりやすっ!

映画ですが・・・。昭和40年、福島県のある炭坑町が舞台です。一時期は「黒いダイヤ」とも言われた石炭も、石油エネルギーに圧され空前の灯火。その波はこの炭坑へも押し寄せ、炭鉱会社倒産の危機がせまります。このままではいけない。炭鉱会社の思いついたのがレジャー施設「ハワイアンセンター」の建設でした。しかし、炭坑夫や選炭婦たちは猛反対。当然フラダンサーも集まりません。そんななか、炭坑夫の娘たちが立ち上がります。廃れ行く町のため、家族のため、そしてなにより自分のため。炭坑町とレジャー施設建設との間で苦悩しつつも、精一杯にフラダンスを習得しようとする娘たちの熱意は、ついに町をも動かします。

というような話です。フラダンスがかっこよく見えます。タヒチダンスっていうのかな。すごいです。蒼井優さんのダンスと訛りに注目です。

炭坑夫たちと娘たちの双方の視点から見ると、変わることの悲しさ、変わらないことの悲しさ、その両方がひしひしと伝わってきます。涙と鼻水も出てきます。

とにかく、お勧めなのでぜひぜひぜひ観てください。都会生まれの人でも、どこか懐かしい感じがするのではないでしょうか。


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