旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

ワールドカップ

2010-01-25 22:50:58 | 
ある日、僕はカリフォルニア・バークレイという街にいた。

アメリカを徒歩で横断する旅を翌日に控えているにもかかわらず、お世話になっている友人の家で同居しているトーマスというメキシコ人に誘われて、サッカーの試合へ出掛けることになった。

カリフォルニアはアメリカの中でも特にたくさんの人種がいて、サッカーの試合は特に
多国籍だった。
メキシコ、イングランド、中国、ブラジル、スウェーデン、イタリアなどなど。
フィールドには各国を代表して集まったような素人たちが大勢いた。

アメリカVSイタリアなどの試合はあっても、アメリカ・メキシコ・中国VS日本・イタリア・ブラジル・イングランドなどという試合はめったに体験できるものじゃない。

違う国の人との会話は英語だけど同じ国の人とは、スペイン語だったり、ポルトガル語なのか、さっぱりわからない言語がフィールドで響く英語の中に紛れ込んでいる。

それでも、1つのボールをみんなで追いかけていると、サッカーって世界共通の
言語なんだなぁと妙に納得している日本代表の僕がそこにいた。

グアテマラって国

2010-01-25 22:17:27 | 
ある日、僕はグアテマラという織物やコーヒーで有名な国を旅していた。
なんとも、のんびりとした人たちが集まってできたような国だ。

僕は持っている現金がなくなり、トラベラーズチェックT/C(説明を省く)を現金にしようと銀行の列に並んでいた。

銀行の中では強盗対策の為の警備員が大きなライフルを肩にかけて立っていた。

ジーパンを履いたお客さんがポケットからなにやら取り出して入り口の横にあるロッカーに
預けていた。

何を預けているのか、次に入って来たお客さんを注意して見ると預けているのは拳銃だった。

日本人の僕が持っている勝手な常識なのか、拳銃を銀行の中で預けても手遅れなんじゃないだろうか。

なんとものんびりとした人たちが集まった国、グアテマラ。