旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

どこまでいくのか。

2010-04-21 21:39:49 | 素晴らしき日々
昨日、NHKの「クローズアップ現代」という番組でバイオ燃料の特集をしていた。

トウモロコシからバイオ燃料とする場合、食料を燃料とするため生産が足りなくなり値段が高騰する。
当然、お金のない人は手に入らないという問題が同時に発生する。
そこに登場するのが新しく品種改良された従来の1.5倍の長さのサトウキビだ。

従来のサトウキビでは3回砂糖を取り出す作業をするが、品種改良されたものは1回で今までの量の砂糖を取り出すことができ、さらに取り出したあとのサトウキビからは従来の5倍のバイオ燃料を取り出すことができるそうだ。
取り出したバイオ燃料は石油と混ぜて使用する。

そして、さらに登場するのが光合成をして油を生み出す藻の研究。
その藻の作り出す油はそのまま燃料として使えるとのこと。
ボーイング社は藻が作った油を使って飛行実験をしたところ実験は大成功に終わったという。

石油を掘り出す時代から、石油に代わる燃料を作り出す時代へ。
技術はここまできているんだ。

石油戦争が近い将来、終わりを迎える事ができるのではないだろうかと期待する一方で、
人は科学技術をすすめていく事でしか地球と共存できないのか、
技術でしか地球との、自然との折り合いをつけることができないのだろうか。
やはり、地球の一部として生きていた世界へ帰ることはできないのかと思った。

中心へ

2010-04-21 21:19:18 | 素晴らしき日々
仕事帰りコンビに行き買い物をして車に乗ったら窓から2人の若い男が見えた。
その一人の手には、「東京」と書かれたダンボール。

「なんだ?」と思い話しかけると、二人は、茶畑に囲まれたコンビニで
ヒッチハイクをしていた。

「高速のサービスエリアに行きなよ!」
といっても場所がわからないようなので、サービスエリアまで来た道を戻って、車で送ってあげた。

二人とも年は僕の1つ下。
北海道の出身で静岡にはお茶摘みのバイトがあると思ってやってきたらしいが、
あいにく霜のせいで2週間以上遅れているため仕事が見つからず、
所持金が300円しかないので、東京の友人の家に逃げ込むそうだ。

サービスエリアに二人を送り届けて最後に「水戦争がくるぜ!」と言っておいた。

二人を見ていてなんだか、僕も久しぶりに旅に出たくなってきた。
そろそろ、うまく車を見つけて東京に向かっているといいのだが。
是非、自分の中心へ向かう旅を!