旅するくも

『旅が旅であることを終わらせる為の記録』

気をつけなくては

2011-02-07 18:17:49 | 
昨日、ラオスとタイの国境でタイ側の街のノンカーイという街に着いて3時間ほどかけて宿を探したけれど
どこも満室だった。
あきらめて違う街にいこうとバスターミナルにいくと、タイ語で話しかけてくるオッサンがしつこくて

「うるせぇな!!テメェ!!」(日本語で)

と、怒鳴ってしまった。

彼女にさえ怒鳴ったこともなければ、めったに怒鳴らない僕だけれど、うるさいオッサンと、35℃ちかい異常な暑さと、宿がなかったことと、
空腹であった為に非常にイライラしていた。
そしてさらに、普段ならコーヒーを飲んだ後でもすぐに寝れる僕だけれど、タイの食べ物には大量に日本の味の素が入っているようで、
全然寝れないことがイライラしていたもっとも大きな原因だ。

怒った後、明らかに自分から何かがこぼれ落ちていったのを感じた。
気をつけなくては。

神と自然の景観論

2011-02-07 17:54:53 | 編集長の本棚
「神と自然の景観論」

野本寛一 著
講談社学術文庫

信仰環境論という日本人、日本列島人が何に神を見たのか、何を神と見たのかという視点で語られた本。
それは同時に、どのように神が作り出されたのかということを意味するのではないだろうか。
凄く面白く興味深い本だった。

調査地に静岡が多くて、僕の家から50メートルほどの安田のオオシイ(僕が毎日触りに行く木)の話まで出てくる。
最後の著者である野本寛一さんのプロフィールをみたら静岡の牧の原(旧榛原郡相良町)の出身だった。

こんなに面白い本を本棚に2年ちかくも眠らせていたなんて、まったく。