アメリカ先住民で白人教育を受けていない最後の世代である
「ローリング・サンダー」というメディスンマンは、かつて森の中で
数年の時を過ごしたという話がある。
僕はローリング・サンダーが森でいったい何を食べて過ごしていたのかという
謎について考えながら、仕事で植樹用の大小合わせて50個穴を掘っていた。
穴を掘っていると色んなものが出てくる。
ミミズはもちろんのこと、昨日は冬眠中の蛙とも出会った。
そして、さらに出てきたのはエシャレットのようなものと、ウコンのようなもの。
穴を掘っていると春は下からやってくるような気がする。
エシャレットのようなものは、食べれば何かわかるわけだが、これが
なかなか口にするのがおそろしい。
ビニールで包まれ販売されているものに安心を感じている自分が嫌で
食べてみると、それは多分エシャレットであった。
ウコンのようなものは食べてもわからないので、調べてみると根の形から
秋ウコンであろうことがわかった。
黄色い染料として使えそうだ。
春ということで染め物用に藍を畑で育てることにして、種を蒔いたのだけれど、
さすがに二日で芽がでるわけがない。
そんな藍を見て、一年彼女がいない、ちゃらんぽらんな僕に向かって母親は
「藍の芽が出ないね」と言ったあと「藍(愛が)が芽生えるといいね。」と、
わざわざ言い直す。
季節は上下し、時は環を描く。
ふたつが交わるところに花が咲くのかも知れない。
春ですな!
「ローリング・サンダー」というメディスンマンは、かつて森の中で
数年の時を過ごしたという話がある。
僕はローリング・サンダーが森でいったい何を食べて過ごしていたのかという
謎について考えながら、仕事で植樹用の大小合わせて50個穴を掘っていた。
穴を掘っていると色んなものが出てくる。
ミミズはもちろんのこと、昨日は冬眠中の蛙とも出会った。
そして、さらに出てきたのはエシャレットのようなものと、ウコンのようなもの。
穴を掘っていると春は下からやってくるような気がする。
エシャレットのようなものは、食べれば何かわかるわけだが、これが
なかなか口にするのがおそろしい。
ビニールで包まれ販売されているものに安心を感じている自分が嫌で
食べてみると、それは多分エシャレットであった。
ウコンのようなものは食べてもわからないので、調べてみると根の形から
秋ウコンであろうことがわかった。
黄色い染料として使えそうだ。
春ということで染め物用に藍を畑で育てることにして、種を蒔いたのだけれど、
さすがに二日で芽がでるわけがない。
そんな藍を見て、一年彼女がいない、ちゃらんぽらんな僕に向かって母親は
「藍の芽が出ないね」と言ったあと「藍(愛が)が芽生えるといいね。」と、
わざわざ言い直す。
季節は上下し、時は環を描く。
ふたつが交わるところに花が咲くのかも知れない。
春ですな!