日本文化の基層を探る
佐々木高明
NHKブックス
もののけ姫を製作されるときに宮崎監督が中尾佐助さんの栽培植物と農耕の起源という本と共に読んでいたとされる本。
日本文化の基層にある西日本と東日本というふたつの文化をナラ林文化と照葉樹林文化という植生から名付け、考え直された本。
二つの文化に分けて考えることにすごく納得ができたし、わかりやすかった。
面白かったのは、日本で何気なく持ってきた本だったんだけど、日本列島に強い影響を与えたとされるタイ北部、ラオス、中国雲南、ベトナムが本文の中に出てきて、それを現地で読んだのは面白かった。
ラオスの田舎で、これがハンギングウオール式の家か!
なんてブツブツ言っていた 。
ただ、縄文晩期九州に稲作がほぼ完成されたかたちで入ってきたとしていて、
それが半世紀のあいだに西日本から中部地方までに稲作が拡がった理由として
西日本に焼き畑などがすでにあったため、稲作が受け入れられたということをあげているけど、そんなに簡単なはなしなのだろうか。
佐々木高明
NHKブックス
もののけ姫を製作されるときに宮崎監督が中尾佐助さんの栽培植物と農耕の起源という本と共に読んでいたとされる本。
日本文化の基層にある西日本と東日本というふたつの文化をナラ林文化と照葉樹林文化という植生から名付け、考え直された本。
二つの文化に分けて考えることにすごく納得ができたし、わかりやすかった。
面白かったのは、日本で何気なく持ってきた本だったんだけど、日本列島に強い影響を与えたとされるタイ北部、ラオス、中国雲南、ベトナムが本文の中に出てきて、それを現地で読んだのは面白かった。
ラオスの田舎で、これがハンギングウオール式の家か!
なんてブツブツ言っていた 。
ただ、縄文晩期九州に稲作がほぼ完成されたかたちで入ってきたとしていて、
それが半世紀のあいだに西日本から中部地方までに稲作が拡がった理由として
西日本に焼き畑などがすでにあったため、稲作が受け入れられたということをあげているけど、そんなに簡単なはなしなのだろうか。