native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-09(terrace)】アップデート-小さい二世帯住宅-

2019-08-08 19:45:17 | ministock-09(terrace)
現在、ミニストック-09は工務店さんが絶賛積算中。

設計事務所から工務店さんに積算依頼することを「図渡し」と言います。

まぁ、まんまです。

だけど、ただで渡さない。

ただより高いものはないから。

より良いものをより安くするために、工務店と設計事務所が分離して作業を行っているわけですが、

こういう書き方するとハウスメーカーをディスってるように聞こえます。

しかーし、そうとも限らない。
ハウスメーカーやビルダーは、図面が次のセクションに移る時に検討会を開いて、作業を引き継ぎます。

セクション間が「なぁなぁの関係」だと「コレ、見といて」で流れちゃうんですけど、大手のISOを取得している会社とかだとそういうわけにいかないので、「しっかり」と引き継いで検討事項を抽出して、手直ししながら作業を進めます。

なんでそこまで言い切るかっていると、

私が昔それを管理していたから。



だから、ミニ沁みついちゃってるんです。



ちがった

身に沁みついちゃってるんです。

そして、先月5時間くらいかけて図渡しを行いました。

一体何してんのっていう結果が、一番最初の画像。

私が説明する。

工務店さんが、こっちの方がいいんじゃない

あ~、じゃぁ例えばこんな施工方法とか?

あ~、いいかも

の無限ループ。

つまり、図面を1枚1枚説明して、より良い施工があるか打ち合わせしながら引き継いでいきます。

コストを下げるために130枚にもなった図面ですが、

この検討会により、より良い施工方法が見つかり、

結果、材料の省略が可能になり、

図面が1枚減りました。


他にも数枚図面を直しました。
これで積算図が完成したので、設計事務所のもう一つの大事な仕事、「数量の拾い出し」に移ります。







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