第1期リノベ工事も仕上げ工事に入っています。
その中で、お打合せ段階から2階の小屋組みはぜひ現しにしましょうとお話ししていました。
もちろんそうすると、梁と梁を補強する「羽子板ボルト」という金物が見えることになります。
一般的に(自分調べ)こういった金物は空間デザインを壊す邪魔なもの扱いをされるので、新築住宅で梁を現しにする際は極力金物を隠します。
ところが私の場合、「そこのあるべきものは別に隠さなくてもいいんじゃない」という神経の持ち主。いい加減とはちょっと違うと自分では思っている。
こういった金物が見えてくるのはむしろ「ご馳走」です。
味わい深くていいなぁって。
皆さんはいかがですか。
なんなら新しく追加した「かすがい(釘の一種)」も現しにしちゃいました。
そういった神経の持ち主がリノベ工事をするとどうなるのか。
こうなります。
こうなります。
分かります?
今回の工事で何か所か新しい梁や柱を追加しました。
新しい材料を追加すると経年変化の違いで、明らかに色が違うのが分かると思います。
こういった新しい材料を一般的には(自分調べ)古い材料と見た目を合わせるために塗装するんですけど、
僕、やりません。
新しい梁や柱のこれからの経年変化をオーナーに味わっていただきたいんです。
僕がやる作業ではありません。
梁には梁の人生がある。(なんのこっちゃ)
古い梁は、昔作った大工さんが納めたもの。
新しい梁は、今作った大工さんが納めたもの。
それぞれの大工さんへのオマージュでもあるっていう。
新築でもその精神は出しているんですが、伝わっていましたでしょうか。
は?
という方は今すぐホームページをチェック。
ただし、探すよりも感じてください。
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