【ministock-05(lab)】ホテルライク-快適な小さい家-

古い町並み大好きです。
昨年佐渡に何回か仕事で行きましたが、またゆっくりと遊びに行きたいですね。
特に宿根木。

車も通れない小道が入り組むあの町並みは、ほんと時間がゆっくりで素敵でした。

なんてことを考えていたら、ふと思い出すことがありました。

そういえば、宿根木の町を車で乗りいれた観光客はどのくらいいるのかなって。

そう、車がない時代の町並みですから、車は通れなくて当たりまえ。
なのに町中にばっちり納まる我が家のミニちゃん。
（※宿根木の町は、集落入り口の駐車場に車を停めて、街中は徒歩でしか移動できません）

もちろん許可をもらって街に入りました。
ちっちゃいかわいい車だねぇ。
荷物が多かったら、宿まで乗り入れていいよ。
と、ご主人に言われて、ミニの実力をいかんなく発揮した時の写真です。

宿も最高でした。
なんてったって、築120年強の古民家に一組だけ泊まれるという特別な宿です。

旅館なり、ホテルなり、泊まった部屋の特別感に憧れて、住まいにも取り入れたいというご要望はよく聞きます。
「ホテルのような洗面所にしたい」
「ホテルのような生活感を感じない雰囲気で」
とか。

うんうん、うなずきました？

このホテルのようなって、実は、

必要最低限のモノしかない状態を言うんです。　（諸説あり）

つまり、モノさえ置かなければ大抵ホテルっぽくなるっていう。
ある意味当たり前な話なのでした。

そして、本当のホテルのようなを地でいく建物　ミニストック-05

延べ床面積は60㎥です。高級スイートルームと似たような広さか？（高級スイートに泊ったことないけど）

エントランス（玄関）は4.5帖あります。
玄関の土間部分が4.5帖もある家はそうそうないですから、家っぽくない＝ホテルっぽいってことで（←こじつけ）
っていうか、1階全部で22.5帖しかないのにその内の20％が玄関っていう。
1階の1/5が玄関の家なんて、そうそうないはず。

まぁ、大事なのはここから。

それ以外が何かって言うと、
浴室、洗面、トイレで仕切られている以外、あとはメゾネット型のワンルームです。
水回り以外に壁がありません。

こんなの、まるでホテルですよ。
昔、鈴鹿サーキット内で泊まったホテルがそんなでした。

60㎥のメゾネット型のワンルーム。
いい響きだ。

それを1年以上かけて設計打ち合わせを行い、本日無事に予算含めて設計が終了しました。
工事が超楽しみです。