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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-06(soho)】ちょっと!入らないでください!(やや切れ気味)-グランドピアノがある小さい家-

2017-12-10 20:04:26 | ministock-06(soho)
住宅密集地に建つミニストック-06
この町内の建物は敷地面積20坪台が当たり前。
よって、境界ぎりぎりに建物が建っていて歩く隙間もないどころか、窓から手を伸ばせばお隣に届きそうなほどですが、意地でも境界から離すミニストック。
室内も広いけど、外だって広く。



「少しでもゆとりを」

小さいからこそのテーマです。

「狭いから目一杯」を目標にすると狭苦しくなるだけです。



さて、

今日は日曜日ですが、たまたま晴れ間が覗いたため、急きょ左官屋さんに玄関ポーチを仕上げてもらいました。

普遍をテーマにしているネイティブディメンションズですので、今回も漏れなくド定番の仕様としています。

ただし他では見たことありません。


まずはこの切れ込み。

玄関ポーチと基礎同士が「上で」くっついていません。
このおかげで玄関ポーチが濡れても、または水を流しても外壁を濡らしません。
つまり、見えませんが土台に染み込みません。

何気に結構大事なことと思っています。

そしてこの切れ目はシロアリ発見器でもあります。
玄関ポーチと基礎が繋がっていると、人間の目には見えないわずかな隙間からシロアリさんは土台に侵入できます。

それをさせない切れ込み。万が一されてもすぐに場所が特定できる切れ込み。

何気に結構大事なことと思っています。

一石二鳥なのがネイティブディメンションズらしい。




階段脇に置かれた型枠。
つまり正方形にコンクリート(モルタル)がくり抜かれることになります。

ここにグレーチングを敷いて、靴裏の砂を落とせるようにします。
ガシガシ系。

前面道路が砂利道なので相性ばっちり。

玄関がフローリング敷きという荒業から生まれた対策です。
玄関にタイルを貼るのが当たり前だと思っていませんか。

タイルを貼るから汚しても大丈夫とかではなくて、
フローリングにしたから汚したくない。
延いては、玄関に砂を入れない。
結果、掃除が楽になる。

すべてはミニストック-01の系譜です。

なんのことかピンとこない方は、見学会でお会いしましょう。
いよいよ今週末です。

12月16日(土)17日(日)開催ミニストック-06の見学会情報はコチラです。






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