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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

舞台裏

2018-08-25 21:33:47 | 建築法規・施策
平成24年度より開催されている住宅省エネルギー技術者講習会は本来5か年計画で平成28年で終了する予定でしたが、約40万人いる大工職人、施工、設計技術者が思ったほど受講していないようで、昨年引き続き開催されました。

目標に達していない理由は、ギョーカイには省エネ技術に全く興味がない人と、すでに省エネ技術を身につけていて今更感がある人がいるからなんでしょう。

これが何の役に立つかと言えば、地域型住宅グリーン化事業において補助金申請を行う際にこの受講資格が必要になります。

ところが、昨年はカケモリ問題で国会審議が遅れてグリーン化事業の採択が遅れ、住宅建築に狂いが出たとこ多数。
くだらないとまでは言い切りませんが、生活をよくするために時間を使ってもらいたいものだと当時ため息ついたのを覚えています。

そして、今年も省エネルギー技術者講習会は引き続き開催するとアナウンスがあったんですが、これまた事業の採択が下りない。
グリーン化事業に関しても、毎年7月上旬には採択が下りてたのに、今年は8月6日と1カ月遅れの採択でした。

そして、ようやく省エネ講習会も8月23日に採択がおりたので、急ピッチで開催準備が始まりましたが、こちらは予定よりも2カ月遅れのペースで、早くても実施は10月中旬頃になりそうです。
私も、各地で講師を担当する予定ですが、日にちがいまいち定まらずにそわそわしている状態。
間際でスケジュールが重ならないといいのですが。

・・・

と言っても、今年のこの遅れは、豪雨災害によるものと言われていて、これなら仕方ないって思っちゃいます。

工務店さんから補助金を使おうと提案を受けていたのに、なかなかその話が進まない方もいらっしゃったと思いますが、
テレビで流れているニュースが、実は全然他人事じゃなかったりします。

どこかで繋がっているもんなんですね。
そんな裏側のチラ見せでした。

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