3年前から疫病が流行って換気の重要性が言われるようになりました。
その筋の方から言わせると換気の重要性なんてウン十年も前から言っとるわってことで、私もその筋の方です。
その換気の目安として疫病以降は二酸化炭素濃度が一つの目安になってます。
今となっては当たり前化してるので今更感のある方もいると思いますが、ちょびっと説明しますと、
二酸化炭素濃度はppmで表します。
ppmとは「100万分のいくつ」という割合。
大気中に二酸化炭素は0.03%~0.04%含まれていて、それを300ppm~400ppmと現します。
で、空気中に二酸化炭素の割合が増えると人体に悪さをすると言われていて、室内においては1000ppm以下を保ちましょうということになっています。
ちなみに1000ppmを超えるとどうなるかというと
倦怠感
耳鳴り
頭痛
眠気
息苦しい
っぽくなります。
寝てもすっきりしないとか、
勉強に集中できないとか、
二酸化炭素のせいにしてください。
娘の学校でも疫病が流行って以来、二酸化炭素濃度計が設置されて、それが窓を開ける目安になっているそうです。
で、室内で二酸化炭素濃度を1000ppm以下を保つためには、適度に窓を開けましょうって、
いや、無理ですやん。
雨の日も最強寒波の日も窓開けられないですやん。
そしたら、眠いし勉強できないですやん。
ということで、適切な24時間換気が必要というゴールになるんです。
適切な24時間換気とは、
建物の気密性能を高めて、給気と排気の位置を明確にする。
建物の気密性能を高めて、建物内全体の空気が入れ替わるような位置に給気と排気を配置する。
これって結構難しいんです。
なのに、私はさほど気にしたことがありませんでした。
よって、
やっと、
この度、
頭の中で設計していただけ(ミニストックは問題ないと思っていたので)なので、仮住いで確認することにしました。
仮住いは鉄筋コンクリート製のマンション。
断熱性能そこそこで、
気密性能がめっちゃ高い建物。
ん?どこかで聞いたことある。
ミニストックの特徴は、
断熱性能がそこそこで、
気密性能が高い建物。
仮住いの換気は、
20年間掃除をした気配もないトイレのダクトタイプのパイプファンを24時間運転させてます。
給気口はクローゼット替わりに使っている部屋以外の2部屋を開放してます。クローゼットの給気口は夏場に服をカビさせるので開けていません。
床面積は70.76㎡×天井高2.4m=169.824m3
換気扇風量は、ダクトの圧損含めて70m3くらいと読みました。
換気回数としては、70m3/h÷169.84m3=0.41回/h
換気風量、換気経路含めて換気計画は設計者目線で70点。
その状態で、私が日中一人で仕事をしているときの二酸化炭素濃度は、
600ppmくらい。
我が家はガス調理器を使っているので、その瞬間二酸化炭素濃度が沸騰するんですけど、この時はレンジフードを回すので二酸化炭素濃度はさほど上がりません。
それ以外で二酸化炭素濃度が上がるのは家族全員が寝ている時。
目覚める瞬間がピークになりがち。
私が朝起きた瞬間に見た濃度計は
700ppmほど。
問題ないレベル。
換気はやや問題ありなのに、二酸化炭素濃度はそんなに問題ない理由は、
家中全開してるから。
一切間仕切らずに住むことになれてる我が家。
就寝中に二酸化炭素濃度が上がりやすい理由はドアを閉めるから。
もちろんお上品な換気計画を行えば二酸化炭素濃度を抑えることもできますが、
ミニストックの狙いは、住み方も機械も単純にすること。
あまり深く考えずに住むことができること。
二酸化炭素濃度の壁をクリアするには、物理的に壁をなくせば大丈夫と思っていました。
家族も仲良く健康に。
答えは意外に簡単です。
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