native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

それぞれを。

2021-05-07 22:27:43 | 日記・エッセイ・コラム
先週現地リポートした通り、2年ぶりのキャンプに行ってきました。

3泊した期間中、半分雨で、半分晴れて、半分穏やかで、半分風が強くてみたいな環境でしたが、それぞれを楽しめちゃうのがキャンプの懐の深さ。

ハート君との日向ぼっこは最高でした。
めっちゃ可愛いんですよ。ウチのわんこ。

それとキャンプ中に家族で話していたことで、キャンプはなぜか夜すぐに眠くなる。だから、勝手に早起きになって3文得した気分になります。
空が広いとほんと気持ちいいです。

そう、空が広いから色んな天気が楽しめちゃうのかも。
こんなハリーポッター感満載でも、なぜか見上げてしばらくぼーっとできちゃいます。
酔い覚ましで突っ立ってるわけではありません。

ウチの暮らしとソトの暮らし。
どっちがいいとか悪いじゃなくて、二つあるのが私にとってすごくバランスがいいんでしょう、きっと。

さて、そのゴールデンウィーク前後で、現場が動きました。
神田工務店さんの設計協力の現場が無事上棟しました。
こちらは、ミニストックの新しい屋根の納まりを試してみましたが、神田さんの感想は「工事しやすかったよ」とのこと。

断熱性能を上げながら、施工性を少し良くしてみました。

既存の屋根断熱の方が条件いいときもあるので、それぞれの特徴を使い分けながら採用していこうかなと思います。

また、内部では「さすが、神田さん」という光景が目に入りました。
今回リビングには8帖もある巨大吹き抜けがあるんですけど(画像手前部分)、吹き抜けが大きいと吹き抜け回りの壁の工事が超面倒なんです。
内部にも足場が必要になるので。

足場屋さんに足場を組んでもらえば作業性は上がりますが、コストも上がります。

そこで、すごく簡単な床組みを作ることになるんですが、吹き抜けがツーバイフォーの床組みと同じ施工になっていました。
県内でも、在来工法とツーバイフォー工法両方とも施工できる工務店さんは少ないと思います。

神田さんは、両刀使い。
(一応私も両刀使い)

ツーバイフォーって在来工法と違って、木と木の接合部に複雑な加工を必要とせず、釘だけで接合します。
どの場所にどの釘を使って、どの向きに何本打つというのが決まっているので、簡単に組み上げられます。

それを仮の床組で採用するとは、さすが神田さん。

っていうか、きれいでした。

それぞれの知識を適材適所で使っているなぁと感心しました。
大工さんってすごい。


最後に。
今日は佐藤さんとのコラボ物件05の気密検査でした。
結果は0.22c㎡/㎡

急こう配屋根に屋根裏収納が絡んでいたり、電気配線がめっちゃ多かったり、造作の出窓があったり、下屋があったりと気密工事が難易度超高めの建物。

それを0.22で納めちゃうなんて、さすがサトウ工務店さん。
05は嫌がらせかっていうくらい複雑な建物のため、とても丁寧に仕事をしていただいていますが、今月下旬にはついに足場がなくなって建物の全貌がはっきりします。

サトウ工務店さんの建物はシンプルな形状が多いんですが、今回はなかなか彫りの深いお顔です。

それぞれに良さがあると思います。
彫りの深いタイプもお楽しみに。


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