
誰がために設計事務所があるのか。
文学的な入りにしてみました。
もちろん、世界で一番家を安く建てたいと思ってる方のためにです。
設計事務所っていうと敷居が高いとか、設計料が高いとか、プライドが高いとか、言う事聞かないとか、ぶっ飛んでて訳分かんないとか、自己紹介写真はモノクロか、顔半分が影で隠れているとか、なぜか斜め上か下を見てるとか、スタンドカラーのシャツ着てるとかが皆さんのイメージです。
うぅ、自分でこんなこと書いていいのか。泣きたい。
そんな人がいるのも事実ですが(おっと)、全然そんなことありません。
むしろこだわりを持って家を建てたいと考えている場合、設計事務所ほど役に立つ存在はありません。
理由は、あなたが建てたいと思っているこだわり住宅を図面にして、それを相見積もりとって一番安いところに発注できるから。
ハウスメーカーや工務店さんとかに相談する場合、似たようなプラン、似たような仕様で見積できても全く同じ条件で見積することは不可能で、正確な比較はできません。
しかし、設計事務所だったら相談相手は私一人。
造りたいと思う家の事だけに集中できて、それを私が勝手にあちらこちらに見積出すんですから、これほど皆さんにとって便利な存在はいません。
そう、私はあなたにとって都合のいい存在。
なんだ、なんだ。
いや、ほんとに。
公共工事は、設計と工事が別々です。
もちろん一番安く建てるためにです。
ケチな行政がやってるってことは、それが一番安いんですよ。
もう一つメリットがあります。
それは工事が始まった時、みなさんはちゃんと工事が進められているかほぼ毎日の様に確認することができますか。
たぶん、できない人の方が多いはずです。
設計事務所は家の図面を描いた人で、家を作る人ではありません。
だから、図面通りに工事がきちんと進められているかの確認を皆さんに代わって設計事務所が行うんです。
大工さん任せにしない。(大工さんを疑ってるわけじゃなくてね)
設計事務所はあなたの代理人です。
あなたにできない事を、私が代わりにやりますよっていうのが設計事務所の立場です。
結構大工さん側の人間と思われることが多いですが、そんなことありません。
私はあなたの代理人。
だって、皆さんから設計料や監理料を頂戴していますから。
安心して下さい。あなただけの私ですよ。
なんだ、なんだ。
どうした、どうした。
若干変な空気になりましたが、現在ミニストック-02(ラボ)の相見積もり中です。
スタンドカラーを着るのは理由があって、俺はサラリーマンの様なYシャツ着て仕事するやつじゃなーいって事らしいよ。責任がある仕事をしつつも、社会に流されない自由な立場があの1cm位のシャツの襟に込められているんだって。
へーとか思っちゃった。