【ministock-06(soho)】境目のない-グランドピアノがある小さい家-

今日でほぼ9割方仕上がりました。
きれいに仕上がってから、この建物の特徴をご紹介していこうと思います。
さわりとして、この建物のテーマは「境目のない」です。

なんの境目かというと、建物躯体と家具の境目がない建物。
まるで壁から家具が生えてきたような。

一般的な感覚で言えば、家具は部屋に置くもの。
出来上がってくる建物をイメージして家具屋さんに家具を選びに行くのが普通の感覚。
家具屋さんってすごく楽しいですよね。
いろんなデザインの家具が置いてあって、一日いても飽きません。

そこからちょっと背伸びすると「造り付け家具」なんてのになります。
造り付け家具とは部屋のサイズにぴったり合わせて付ける家具のこと。
隙間なく納まるので、見た目もスッキリ、お掃除楽々です。

それを飛び越えたのが今回の「境目のない」家具。


家具はすべて大工さんの製作。

窓枠と繋がったダイニングテーブル。

窓枠と繋がった壁面収納。

もう、設計者自身も読解不可能に近い、目隠し壁兼食器棚兼スパイスラック兼オーディオ収納。

建築材料がそのまま伸びてきて家具になっているっていう造り。
まさに壁から生えてきた家具。
しかもその材料はフローリングと同素材。

ハンパない統一感。


ふざけてこうなったのか、

機能を突き詰めたらこうなったのかは、もう覚えていないんですが、

使いやすいクセにふざけてます。


機能を突き詰めると建物はコンパクトになります。



見るとなんでここにあるのかが伝わると思います。
１２月１６日（土）１７日（日）開催ミニストック-06の見学会情報はコチラです。