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本日は朝からレギュラーで担当させていただいている季刊誌の表紙の下絵の制作。雪景色の湖を目の前に望む手描き用デスクに久々に腰掛けて、マウスではなくペンを使った作業です。
そこで仕事には絶対欠かせないのが音楽なのですが、去年の秋にMacのハードディスクがクラッシュしてしまって、8000曲のiTunesライブラリーが失われ、一日中再生しっぱなしに出来るシャッフルプレイも使用出来ないため、本日はアナログレコードをいちいちターンテーブルにのせて聴くという、古典的な音楽鑑賞法を実施。
MPSのRimona Francisに始まって、少しずつファンク色の強いレコードに気分が移行。そこで取り出したのがHummingbird(写真)の1970年代後期に残された数枚のアルバム。1990年代の初頭のジャズファンクムーブメントでもっとも再評価されたドラマーであるバーナード・パーディーをはじめ、フリーソウルムーブメントで知られるようになったリンダ・ルイスの名曲「I Do My Best To Impress」のフェンダーローズ・ソロを聴かせてくれるマックス・ミドルトンなど、当時の腕利きのスタジオミュージシャンが集結したファンクバンドが、このHummingbird。フリーで仕事を初めて間もない1990年代初頭、ジャズファンクやブラジリアンに夢中だった私に、Tower Of PowerやOhio Player'sなど、沢山のファンクバンドのアナログレコードを貸してくださった、当時仕事で大変お世話になった方が教えてくださったのがこのバンドとの最初の出会いです。
特にフェンダーローズとアナログシンセの音色が最高に心地良い和み系グルーヴナンバー「Gypsy Skys」は、初めて聴いた20年前以来、ずっと私の生涯の20曲にランクされている程の大のお気に入りです。この曲が収録されている1976年のアルバム「We Can't Go On Meeting Like This」は、ジャケットの写真も素敵です。
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