Les Quatre Boutique Blog 03

QUATRE ILLUSTRATION [Kazushi Ryoguchi] Blog

apollo

2011-11-15 14:41:46 | Quatre Illustration

去年の秋にMacのハードディスクがクラッシュして以来、いまだに復旧並びに更新が出来ていないウチのオフィシャルサイト。システムに弱い私がこの復旧作業に取りかかるには、よほどの暇な時間と気力が必要なので、まだ当分の間は無理そうなのですが、いつまでもサイトを死んだような状態にしておいて引退した?(笑)と思われてもマズイので、そろそろなんとかしたいところです。
そんな折、10年以上お仕事をご一緒させていただいている友人から、クリエイター向けの新しい投稿サイトを立ち上げる…というお話を春に聞かせていただいていて、めでたく夏に招待作家のみ参加の限定サイトとしてオープンしたのが「apollo」でした。ご存知のように、初夏から秋にかけて尋常じゃない忙しさだったので、夏のオープンには間に合いませんでしたが、仕事が落ち着いた秋から、私も参加させていただき未発表を含むいくつかの作品を掲載させていただいています。現在オフィシャルサイトが更新出来ない私にとって、まさに救世主のようなサイトとしてありがたく利用させていただいていますが、先日から一般の方の投稿も可能になったということで、昨日はYahoo!をはじめ各種ニュースサイトにて、この「apollo」が紹介されました。
この記事の中では大学時代に同じ部活だった憧れの先輩であるタナカカツキさんとも一緒に紹介していただいて、私にとってちょっと嬉しい文章でした。
「apollo」さんではとても大きなサイズで作品をご覧いただけることも魅力なので、ぜひ下記のURLから私の様々な作品を観ていただけたら幸いです。これからも頻繁に作品をアップする予定ですので、チェック♪よろしくお願いします。


QUATRE ILLUSTRATION 両口和史の作品ページ
http://apollo-img.com/jp/userpage.php?u=49

Yahoo!ニュース「apollo」紹介記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111114-00000005-inet-inet

ハムとチーズの蒸しパン

2011-11-14 15:22:38 | Quatre Cafe

二日前の腹痛以来、ちょっと体調をくずし気味の日々。昨日のお昼にランチで訪れたくら寿司でも3皿…という幼児のような皿数を記録。(笑)胃腸が弱っていて消化がもの凄く遅く、お昼に食べたものが就寝の直前まで胃の中に残っている感覚があるため、しばらくは一日一食くらいで行こうかな…という感じ。
幸い現在、仕事が詰め詰めではないので、この機会にゆっくりと療養しようと思います。そんな私のために妻が朝から作ってくれたのがハムとチーズが入った蒸しパン。優しいメニューで少しずつ胃腸の働きを整えていけそう。
さて、秋から作品発表の場として利用させていただいている「apollo」というサイトがあるのですが、このサイトが本日Japan.Internet.com等のニュースで紹介されていました。その記事の中で大変光栄なことに、沢山の魅力的なクリエイターの皆さんと一緒に私の名前も紹介していただいています。
参加されているクリエイターの方々は魅力的な人ばかりですが、中でも美大時代に同じ部活におられた先輩で、アートだけではなく鍵盤奏者としても憧れの先輩だったタナカカツキさんの名前があることは、私にとってもっとも嬉しいことでした。私達より一年早く卒業されて以来お会い出来ていませんが、先輩の大活躍ぶりは常に励みになっています。

mobus Tarpaulin Bag

2011-11-13 17:29:57 | Quatre Collection

昨夜は久々の腹痛で、あわや前回の救急車騒動の時のような痛さに見舞われるかとヒヤヒヤしましたが、短時間で治まりホッと一息…。今朝にはすっかり良くなっていたので、昨日予定していた通り、部活が休みの長男も一緒に次男の靴を買いに北東のショッピングモールへ。
昨日、三井アウトレットパークでも次男の靴はさんざん探したのですが、ホントにキッズ用の靴って納得のいくデザインのものがなくて、毎回毎回ホントに苦労させられます。前にもこのブログで書きましたが、キッズ用の靴ってとにかくキラキラピカピカ光っていて、すでに大人用のスタイリッシュな靴に魅力を感じている次男にとっては、そのキラキラピカピカで複雑な形状の靴が許せないみたい。(笑)いつも行き着くのが「子供用のmobusがあったらいいのに~」というセリフで、前回は私がネットで探しまくってmobusっぽいデザインと素材の靴を見つけ出し、次男も大変気に入っていたのですが、早くも穴が開いてボロボロになっているので、とりあえず間近に迫った遠足用に、本日はコンバースをセレクトしました。
さてmobusといえば、私がずっと愛用している靴でもあるのですが、本日は長男のためにショルダーバッグも買ってやることが出来ました。日本の有名なスポーツメーカーもいいけど、ドイツの老舗メーカーのロゴがさりげなく入ったこのバッグを選んだ長男のセンスに、拍手を送りたい気分です。

NOTE

2011-11-12 17:32:10 | Quatre Music

本日は10年に渡ってCDジャケットのイラストを担当させていただいている京都のコーラスグループ「SANISAI」が、竜王の三井アウトレットパークにてライブを行うということで、午前中から妻と次男の三人で出かけてきました。残念ながら長男は部活を欠席出来ないため、学校の方へ。
実はつい数週間前にもSANISAIは草津のA-SQUAREへライブのため訪れていて、その日はライブとともに久々に岩床さんのお家へ家族揃って遊びにいかせていただく予定になっていたのですが、前日にまさかの妻のギックリ腰事件が発生し、その予定はすべてキャンセルに…。そんなこともあって今日は、CDの発売日に京都の新風館で行われた発売記念イベント以来で彼らに会えたワケですが、予想外で岩床さんにもばったりと出会うことが出来、先日キャンセルになった予定をほんの少しだけ取り戻せたような一日となりました。
長男が部活から戻るまでの限られた時間だったので、1回目のライブしか聴けなかったのが少し心残りでしたが、やっぱり彼ら3人の声のハーモニーを生で聴くと、一瞬で彼らの世界に惹き込まれますね。優しくふんわりとした独特のムードは彼らならではです。アルバムのクライマックスに位置する「NOTE」という曲では、音楽好きにはたまらない素敵なアレンジも導入されていて、彼らの音楽に対する愛情の深さを知ることも出来るので、是非機会があればCDでは聴けないこのアレンジも、ファンには聴いていただきたいところです。

秋刀魚の蒲焼き

2011-11-11 14:42:23 | Quatre Cafe

現在大急ぎで進行しなければならない案件もなく、比較的納期に余裕のあるお仕事を毎日少しずつ進めていけばよいため、こんな時には新作の構想を練ったり、新しく刺激的なものや古き良き時代の魅力的ないろいろなものを見て吸収したりして、忙しい時には決して出来ない心の充電期間として利用しています。一ヶ月のお仕事を一週間で終わらせて、あとはマイペースな日常生活を送っている「るきさん」のように、久々の余暇(…といっても完全なお休みではありませんが…)を有意義に過ごさないとね。
ということで、本日は午前中のお仕事はそこそこに、妻からの「一緒に映画を観よう~☆」というお誘いにのっかって、ちょっと早めの11時からのお昼休みに一本の映画を2人で観ました。
いつも地上波放送の映画のチェックはすべて妻に任せていて、先日もようやく「ゴールデンスランバー」と「硫黄島からの手紙」を観れたところですが、本日の妻セレクトの映画はアニメ版の「時をかける少女」でした。原田知世さん主演の83年の映画ももちろん観ていますが、今日観たアニメ版もももの凄く素敵な作品でした。
映画を見終わって続くランチタイムには、食事をしながら昨日の分の「深夜食堂」を再生。ウチではいつも翌日のランチタイムに「深夜食堂」を観ています。ということで、今日の写真は今日のランチではなく数日前の写真ですが、深夜食堂のマスターが作ってくれそうな「秋刀魚の蒲焼き」です。

ピンクのガラスランプ

2011-11-10 14:25:36 | Quatre Furniture

今日で連載2363回…と、まるでサザエさんのサブタイトルの下にさりげなく記載されている作品ナンバーの数字並の回数をかさねたこのブログなので、たいていの身の回りの「お気に入り」はすでに紹介済みかと思いきや、まだまだ触れていないアイテムも多いです。もはや自分自身では過去のブログで何を書いたのか全く把握出来なくなっている(笑)ので、いつも確認のためにブログ内検索を行ってから書き始めている始末ですが、今日のアイテムは意外にもまだ紹介していなかったもののひとつです。
「IWATA GLASS TOKYO JAPAN」と記載された小さな丸いシルバーのステッカーがかろうじて残っているこのピンク色のガラスランプ。先日久々の新作イラストとして描きおこした、父と母が新婚時代に最初に建てた家のリビングにあった間接照明のひとつですが、45年の歳月を経た今でも、譲り受けた私のオフィスにて現役で活躍中です。ステッカーから察すると、海外の品を愛用していたことが多かった両親にしては珍しい昭和40年頃の日本製のインテリア商品ということになり、これはこれでとても貴重なアイテム。サイズは同じく両親から譲り受けた品として以前紹介した「琥珀色の花器」よりほんの少し大きいくらいで、ライトアップしていない状態でも、とろけるようなガラスのデザインが実にレトロな風合いを醸し出しています。
ちなみにこのランプを初めてイラストの中に描いたのは、今からちょうど10年前、FM802のシャーリー富岡さんの番組のオフィシャルサイトのトップページに描いたイラストの背景に登場させたのが最初でしたが、先日の新作イラストで、本来あった場所(リビングの4つ足のレコードプレーヤーの上)に描いた時には、やっぱり懐かしい風景にしっくりきたことに嬉しく感じました。

ほうき

2011-11-09 17:15:47 | Quatre Collection

スマートフォンの時代に携帯さえ持っていない化石のような私。かろうじて仕事でMacは使っているものの、それ以外の身の周りの愛用品はとにかく何かとアナログ揃いです。
愛車は60年代から92年まで基本的なフォルムを変えずに生産され続けたフランスの大衆車「ルノー4(キャトル)」。今時外車と言えど右ハンドルが当たり前の時代なのに、キャトルは当然のごとく左ハンドル。また2006年に購入したカングーについても、ナビはおろかETCさえつけていないので、高速ではいつも料金所のおじさんとコミュニケーションをとっています。余談ですが、ETC浸透以降、料金所のおじさん達の接客がもの凄く素敵で、やっぱり人と人とのコミュニケーションっていいなぁ…って毎回感じてます。
他にもクルマでiPodは利用してても、やっぱり仕事中のオフィスではアナログレコードをいちいちターンテーブルに乗せて針を落としていたり、妻とのセッションで使用する楽器もRhodesMoogといったアナログ楽器。たまに妻のサポートをしてキッチンに入っても、お皿洗いやお皿ふきは何の疑問もなく手作業です。また掃除に関して言えば、いまだに掃除機よりほうき(写真)を信頼しているので、ちょっとした掃除なら迷わずほうきを使用しています。世の中便利なものはいっぱいですが、とりあえず私はコンピューター以外のものについては、70年代くらいまでの技術があれば充分なのかもしれません。携帯を持ってなくてもこれまで何の不自由もしてないですしね。…というか今の時代、携帯持ってない大人なんて、他にいるのでしょうか…?(笑)

ムッシュ熊雄

2011-11-08 15:12:55 | Quatre Collection

今日のお昼休みは、恒例となっている妻との食材の買い出しへ。約一週間分の食材をショッピングカートいっぱいに詰め込んで、出来立てのお惣菜やお寿司を選んでフードコートでランチ。この時間がまた独特で癒されます。
さて、こうして買い出しの折にたまに訪れるこのフードコート。すぐ横にカプセル自販機、いわゆるガチャガチャがずらりと50台くらい賑やかに並んでいるのですが、新婚時代から幾度となくガチャガチャに慣れ親しんだ我々夫婦としては、一応「最近のガチャガチャ事情」をチェックするための、最適な場として利用しております。
一時のように精巧なキャラクターフィギュアものはすっかりと影を潜め、現在では独自のアイデアや意外なものの立体化が主流となっているガチャガチャ商品。端からなんとなくそのラインナップを眺めながら進んでいく中で、やたらと「仏像」モノや「キノコ」モノが多いことに2人で爆笑しながらも、妻が猫のストラップのところで足を止め、どうやら心を奪われた様子。
めでたくお気に入りをゲットした彼女に続き、私も何か面白そうなものを探していたら、…ありました。ムシューダのCMでお馴染みの青い熊のストラップ。「ムッシュ熊雄」という名前だったんですね。(笑)とりあえず出てきた「おじぎする熊雄」がとっても可愛かったので、今日のブログにアップです。付属する小さなムシューダも1cm角くらいのサイズなのに、細かく作り込まれていて好印象です。

アメリカンショートヘア

2011-11-07 15:40:52 | Quatre Cat

17年間をともに過ごした「ねこた」の可愛らしい性格は今でも忘れられませんが、そんなねこたとはまた全く違った性格が新鮮な我が家のスコティッシュ姉弟に比べて、なんとなくねこたに近い雰囲気を感じるのが京都の実家にいるアメリカンショートヘアのリヨンちゃんです。
母と暮らし始めてもうすぐ1ヶ月になるリヨンちゃんは、まだ1歳。ねこたの主治医の先生からのお墨付き通りとっても人懐っこく可愛らしい性格で、実家を訪れるみんなの人気者になっています。父の入院中は、家でひとりぼっちの母の話し相手となり、隙さえあれば母の足下に「かまって~」と甘えにいったり、母の特等席の椅子を占拠して昼寝したり、しっかりと癒しのお仕事もしながら、この家に日に日に馴染んでリラックスした様子を見せてくれています。
やって来てすぐの頃はちょっとおとなしくしていましたが、今ではすっかり1歳の活発でやんちゃな面も発揮して、たまに私が訪れてみた時にも、一人でお気に入りのネズミの玩具を掴んで部屋の中を走り回って遊んでいます。何にでも興味津々の部分に関してはねこたの若い頃にそっくりで、DVDプレーヤーの蓋を開けただけで「あっ!!こんなところが開くのか~」とさっそくやってきたり、私がデジカメを構えても「見せて見せて~♪」と近距離まで近づいてきたり(今日の写真はその時に撮影)とかなり活発。クールなシフォンマロンとは違って、何かとその行動が面白いのが新鮮です。

葉っぱのグラス

2011-11-06 16:39:13 | Quatre Collection

再入院を繰り返している父が一昨日、再び退院してきたので、今日は午前中から一人で京都の実家へ。本日は試合のため長男が電車に乗って遠征しているため、妻と次男はお家でお留守番。私がたった一人で実家を訪れるのはもしかすると初めてのことかも…。
今日の目的は先日完成させた新作「危険な目に遭いやすい私」のミニポスターを両親にプレゼントすることと、我々家族の最近の写真をプリントしたものを渡すこと。特に懐かしのリビングを忠実に再現した新作イラストは、両親の新婚時代の懐かしい風景でもあるので、これを見て若かりし日の活気を取り戻してもらえたらと思い、さっそく父が寝ている介護ベッドのすぐ横の壁とリビングに、それぞれ同じものを貼付けてきました。
今日は私の到着後、弟とその長女、そして妹夫婦もやってきて、賑やかなお昼時を過ごしました。あと少しでここにやって来て1ヶ月を迎えるアメリカンショートヘアのリヨンちゃんは、すっかりとこの家に馴染んでみんなのアイドル的存在に。元々猫大好きで母の家にリヨンちゃんがやって来たことを大いに喜んでいるのが、弟のところの長女ちゃんと妹夫婦ですが、リヨンちゃんは度々サポートで実家を訪れている私の弟にとてもなついていて、今日も抱っこされながらうっとりとした顔で弟の顔を見つめている場面が見られました。何よりいつ実家に電話しても、母が嬉しそうにリヨンちゃんの話をしていることが、私には幸せに感じます。
さて、せっかく実家を訪れたので、先日記憶だけを頼りにイラストの中に描いた、葉っぱの模様のグリーンのグラスを母に探してもらったら、今でもフラワーベースとして愛用しているらしく、すぐに出して見せてくれました。当初は5つあったそうですが、残念ながら45年を経て残っていたのは2つだけのようです。私の記憶だと後の三つは、濃いめのすみれ色と朱色に近い琥珀色と深海のような藍色だったと思いますが、残っている2色だけを見ているとiittalaのタンブラーのカラーバリエーションの配色と同じであることに気付きました。まさに昭和レトロなデザインと配色ですね。

1967

2011-11-05 16:35:11 | Quatre Time Travel

昨日、久々の新作として描いた幼少期に過ごした家。当時両親が愛用していたOLYMPUS-PENのハーフカメラにフラッシュがなかったこともあって、ほとんど室内の写真は残っていないのですが、これからまたいくつかの記憶に残る風景をイラスト作品として残したいという思いもあって、久々に2階のクローゼットにしまってあった私自身の「おいたちアルバム」を出してみることにしてみました。
長男ということもあり、弟や妹より確実に多いであろう何冊ものアルバムは、そのアルバムのデザイン自体が懐かしくレトロなムード満載。しかし久々に開いて見ると、44年という年数の経過によって透明シートの粘着力がほぼ失われ、そのままにしておくと写真がバラバラと剥がれて、その順番さえわからなくなりそうな程の危機的状況だったため、そろ~りと1ページずつ丁寧にめくりながら、剥がれ落ちそうな写真を1枚1枚両面テープで貼付けていくという作業をすることに。幸い何冊ものアルバムの中でも、そのような状態になっていたのは記念すべき1冊目のアルバムだけであったので、1時間程で補強することが出来ました。
さて私の生まれた年は1967年。これまでこのブログでもタイムトラベルというジャンルでいくつかの古い写真を掲載しましたが、今日の写真がもっとも年代的に古い写真となります。この写真の裏には「三ヶ月半」という母の文字が書かれていたので、1967年の冬に撮影された模様。なかなか素敵なチェックのスカートを着こなしている当時の母は23歳。室内の写真はありませんでしたが、唯一南向きの大きな窓があった2階の寝室とこの写真にも写っているバルコニー、ガレージや庭の外の写真は結構ありました。
これらの懐かしい写真を眺めていて、次の作品の背景となるイメージはほぼ固まりました。どうせ描くならやっぱり写真に全く残っていない室内を描かないとね。来週からまた少し仕事が忙しくなるので、集中して描き上げることは難しいのですが、私のライフワークとして、「記憶の中の風景」シリーズは今後100点余りの作品集にして、いつか一冊の本にまとめたいですね。

危険な目に遭いやすい私

2011-11-04 17:23:55 | Quatre Illustration

休日だった昨日、妻と観ていたドラマ「恋ノチカラ」の中で、堤真一さん演じる貫井氏のセリフに再び激しく共感。「沢山の仕事をこなしてお金や評価を得ても、忙しすぎるとひとつひとつの仕事のクオリティは確実に下がってしまう…。そんなことより、まず自分が楽しくないと意味がない…」というような内容なのですが、世のクリエイターの気持ちを実にリアルに表した名セリフだと思います。
私の場合、ここ数年は本当に忙しくさせていただいてそれはとても幸せなことなのですが、ひとつだけ自分の中で気がかりだったのが、お仕事とは関係のない「自分で自分が描きたいと感じる自由な作品」を全く描けていなかったこと…。
本当に情熱的なアーティストの方なら、寝る間も惜しんで作品を創り続けられるのでしょうが、Macを画材として一日中モニタを見ながらの制作スタイルには目の疲れ等の身体的限界もあって、日々いただく多くのご依頼をこなすことだけで精一杯。時間はあっても、精神的に「仕事以外のイラストを制作する気力」を生み出すことが出来ないもどかしさが常にありました。
この夏から10月下旬にかけては、まさに今年のピークともいえる忙しさでしたが、一段落した先週、久々に頭の中に「描きたい絵のイメージ」が浮かびました。
それが本日の写真のイラスト。先週の頭から仕事の合間に少しずつ制作し、つい先ほど完成したばかりの3年ぶりの完全な新作です。
このシーンは私が93年頃に描いた「危険な目に遭いやすい私」というエッセイの一場面を再現したもの。私が生まれてから幼児時代を過ごした京都の家のリビングですが、ご覧のように北側に小さな窓が一つあるだけの部屋だったので、日中も暗く照明が欠かせず、フラッシュのなかった当時のハーフカメラOLYMPUS-PENによって撮影されることは一度もなく、昔のアルバムには一枚もその姿が残されていない部屋です。しかし私の鮮明な記憶により、今はなき家具類をほぼ完璧に正しい場所に描くことが出来、自分でもその懐かしい風景に感激する始末。(笑)ちなみにプレイヤーの上の時計やピンク色のガラスランプ、レコード、雑誌等は両親より譲り受け、今でも大切に保存しております。
余談ですが、美大時代の「記憶の中の風景」という課題で、24年くらい前にも一度ほぼ同じ構図でこのリビングを線画で描いたことがあるのですが、思えばその課題こそが、私のイラストスタイルの原点の一つになっていることに気付く機会にもなりました。
お仕事で描くイラストももちろん楽しんでいる私ですが、やっぱり自分の思うように自由に描くことってホントに楽しいということを久々に心の底から感じました。

Facebookの検索

2011-11-03 15:48:41 | Quatre People

数年前、一時ハマッたmixiもアメーバピグも一切ログインしなくなってから随分の月日が流れましたが、現在は初夏から始めたFacebookのみチェックする日々が続いています。
こちらは基本的にこれまでお仕事をご一緒させていただいた方達を中心に「お友達」が構成されているため、よりビジネスライクな利用になっていますが、様々な人達のお仕事以外の側面も知ることが出来るため、親しみがわいたり、意外な人が同じ音楽の趣味を持っていることを知ることが出来たり、とても有意義なツールとして役立っています。
これまでのパターンと同じく、少し前から妻も登録を済ませ、長年離れていたPCに復帰するなど、まわりも賑やかに。ただまだまだ一般の人の登録が少ないFacebookには、彼女の友達はほとんどいないみたいで、検索しても一人も知り合いが見つからないみたい。(笑)
たしかにFacebookの検索機能は私自身も使いづらくてちょっと難儀してます。私の名前のように珍しいものは一発で検索ヒットしますが、同姓同名が多い名前の方を探すことは至難の業です。もう少し絞り込める機能があるとよいのですが…。
ということで、現在ホームページが全く更新出来なくなっている私にとっては、お仕事の近況や作品を、これまでお世話になった人々にダイレクトに伝えることが出来る便利なツールなので、一日に何度もウォールを更新しています。
今日の写真は記事の内容とは全く関係ない、ウチのアナログシンセ「moog」。随分長い年月電源を入れていないけど大丈夫だろうか…。

貫井さんのケータイ

2011-11-02 16:38:01 | Quatre Illustration

昨日何気なくFacebookを眺めていたら、妹が投稿していた記事の中に衝撃の事実を発見。現在またまた再放送されている人気ドラマ「恋ノチカラ」の中で、堤真一さん演じる貫井さんが使用しているケータイが、私のイラストがデフォルトで収録されているSANYOのC1001SAであることを、大の「恋ノチカラ」フリークの妹が発見したという内容でした。
このケータイは壁紙や発信アニメーションの他、アイコンのデザインなども担当させていただいた機種で、私にとっても初めて所持した記念すべきケータイ。実際にこのお仕事をさせていただいたのは今から10年も前で、その後すぐくらいのタイミングでドラマで使用された…ということになりますが、私自身も以前このブログで記事を書いたこともあるくらいに好きなドラマで、何度も再放送を観たハズなのに、自分が愛用しているケータイがテレビに映っていても、今までまったく気付いていなかったというダメダメさに、昨夜はちょっと笑えてしまいました。
ちなみにこのケータイに収録されている私が制作した発信アニメーションの中に「OH MY HEAD」という、投げ縄でカツラが飛んでいく動画が含まれているのですが、堤さんがそれをご覧になったかが、非常に気になるところです。(笑)

自由参観

2011-11-01 15:31:22 | Quatre Favorite Spot

今日は次男の小学校の自由参観ということで、一日の内「どの時間でもご自由に参観ください~」というような内容なので、妻は自転車で朝一から小学校へ。
…で私はと言えば、次男にも妻にも一言も「見に行くよ~」とは言ってなかったけど、朝の雑用が一段落した段階で10時過ぎだったので、急遽こっそりと小学校に潜入することに。(笑)来るはずのなかった私の姿を見つけて、次男はもちろんのこと、教室の後ろに立っていた妻もやけに嬉しそう。ただ文字通り自由参観なので、私が辿り着いた時に教室にいたおかあさんは、妻も含めて2人だけ。次男のリクエストで1時間目の体育の時間からずっと参観を続けている妻に聞いてみると、1時間目には8人くらいのおかあさんが見に来ていたそうだけど、1時間目だけでほとんどの人達が帰っていったらしく、その内、たった一人いたおかあさんも帰っていかれて、結局妻と私の2人だけで3時間目の図工の時間を参観しました。
お仕事も今日は鉛筆を持って下描きが中心だったし、いつもよりMacのモニタを見る時間が短くて、目にも優しい一日だといえますね。