
どなたかが呟いておりました。
今の動物愛護は“ かわいそう ”との戦いだと。
一般の方には、ピースの収容犬全頭引き出しの無謀さが分かりにくいと思います。
地方によって異なりますので、東京都の場合で、ご紹介します。
センターからは、認可を受けた団体のみが引き受け出来ます。
これは譲渡となり、所有権が移管されます。
ですから当然、厳しい条件が設けられています。
皆さん、行政サイドが丸投げして、押し付けているような印象を持たれているのではないでしょうか。
ピースワンコの殺処分ゼロ運動が持て囃され広まった以降は、そういう傾向です。
ですが、ホンの3年前までは、民間団体を一切介入させない自治体もありましたし、保護団体の方も、積極的ではなく余裕があればという感じだったと思います。

実は、ウチの花姫を育てたため、調子ぶっこいて、離乳前の赤ちゃん猫を引き出すことは可能かと問い合わせたことがあります。
スッパリキッパリ、離乳していない個体は完全ダメとのこと。
子猫についても、シェルターどころか猫部屋もなく、常時在中していないので、話にならん!でした。
産ませないことでしか救えない、増やさないことが肝要なのだと、あらためて認識しました。
ピースワンコ以前(PBC とか年号表記キボン)、センターは里親が探せる動物を選んで譲渡していました。
しかも、キャパや実績などを審査を通過した団体へのみ。
さらに、登録団体の数も少なかったため「5歳以上は無理」「今5頭はキツイ」など断る選択肢がありました。
そして譲渡会にて、フルイにかけられた犬猫から、ピピッと来る子が家族として迎え入れられるワケです。
そう、皆さんも好みやライフスタイルに合わせて「この子だ!」と選び取っているのだと思います。

ピースワンコの現状については、ご存知の通りです。
「殺処分ゼロ」「全頭を救う」は、問題を棚上げしているだけで無責任です。
必ず歪みが生じ、それは弱い動物たちが背負い込みます。
そのことを、ペットに関わる方々には知って頂きたいなと思います。
というのは、流れが止まらないのです。
愛護家が二分してしまう勢いでして。
殺処分ゼロ信者さん、ピースワンコのバックにはピースウィンズ・ジャパンが控えていることを お忘れなく。
■ PWJ 協賛企業一覧
資金&政治力は全国の愛護団体が束になっても敵いません。
規約や基準もねじ伏せられる程に。
私たちは違うはずです。
社会全体を見渡さなければなりません。
動物が苦手な人も関心のない人もいます。
はたして、莫大な税金を遣い殺処分ゼロを作り出すことは、県民市民の望んでいることでしょうか。
殺処分ゼロだけで、小さな命を慈しめる地域に、人も動物も幸せな社会へなれるのでしょうか。
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